8月16日に全国ロードショーを控える主演映画『ホットロード』(松竹)の宣伝のため、1日に放送された『あさイチ』(NHK)を皮切りにバラエティへの露出を増やしている女優・能年玲奈(21)。昨年放送され、一躍彼女の名前を世に広めた朝ドラ『あまちゃん』(NHK)への恩義からか、宣伝行脚の始まりをNHKから始めるところなど大人の対応を見せた彼女だが、そのトーク下手は相変わらず。『あさイチ』では、昨年出演した際にも話題になった、自身の私生活を「生ゴミみたい」と表現する姿を再び披露し、司会の井ノ原快彦(38)を驚かせた。
また、4日に放送された『しゃべくり007』(日本テレビ系)では、1時間丸ごと能年というVIP待遇で登場し、独特のトークの間合いと感性でしゃべくりメンバーたちを翻弄。一般に6秒間の沈黙があると放送事故と言われる世界で、3秒~4秒もの間、言葉に詰まらせる姿を見せていた。言葉が矢継ぎ早に交わされる今のバラエティで、これだけ長い沈黙が放送されるというのも珍しい。
もちろんそんな能年に対して、しゃべくりメンバーたちも芸人らしいツッコミを見せていたが、一向に動じない彼女には少し辟易しているような表情まで見せていた。特に番組の企画で、能年と交換日記を交わしていた有田哲平(43)などは、能年の自由奔放な内容の日記とスタジオでの態度に呆れた様子で、普段のノリが影を潜めていたほど。有田とすれば、どこに着地するか一切見えない能年との絡みにプラスはないと判断したのかもしれない。
しかし、そんな風に芸人たちを翻弄しながらも、当の能年本人は、しゃべくり名物のコントで「卒業式のコメント」が始まり、「楽しかった文化祭~」「足がパンパンになった富士登山~」と芸人たちがボケる中で、最後に「話の長かった校長先生~」と見事なオチを披露するなど、単なる“天然”とは思えないアドリブ力を見せていた。