女性の多くが変身願望を持っていると言われる。1992年にTVアニメが放送され、今夏約17年ぶりに新作アニメが復活した『美少女戦士セーラームーン』（テレビ朝日系）が、女の子の間で大人気となったのも、そんな心理の表れのひとつといえる。また、アニメファンは男性が多いにもかかわらず、コミケなどに集うコスプレイヤーの大半が女の子であることも、変身願望に由来するだろう。
そんな変身願望を叶えるようにAV界に飛び込んだ女の子のひとりが、2012年6月にデビューした麻生希だ。身長170cmで超小顔、10頭身というファッションモデル並みの美貌を持ち、横浜の名門女子大学出身という高学歴お嬢様である彼女は、大学の卒業式の羽織袴姿でデビュー作の撮影に挑み、まさに普通の女子大生から一糸まとわぬAV女優へと変身を遂げたのである。
そして、麻生は当然のようにその美貌で人気を博した。デビュー作『麻生希 AV DEBUT』の通販サイトのレビューを見れば、とにかくその美貌が絶賛されており、2作目の『アナタのおち○ぽミルクを初ごっきゅん』で早速飲精を解禁。さらに4作目の『麻生希 初めての顔射と発情SEX』では美しい顔への顔射も見せるが、このあたりまでの人気は、やはりそのルックスに寄るところが大きかった。
そんな麻生が、カラミの卑猥さによって視聴者を魅了するAV女優へと進化を遂げたのが、2012年12月にリリースした『麻生希 超高級ソープ嬢』だ。この作品で彼女は視聴者に「見違えた」「別人かと思った」と言わせるほど、“変身”を遂げ、ファンの心をグッとつかんだ。その後も『24時間 いつでもどこでも即ハメ』や『麻生希 美人CAの卑猥な腰つき 欲情AIR LINE』といった作品で自然体のSEXや痴女ファックを見せつけ、カラミで魅せる女優へと急成長する。
さらに彼女は「麻生希美が一流のAV女優になる為、3カ月に渡って有名女優を講師に向かえ特訓をする“エロ進化論”」と銘打って、2013年9月リリースの『麻生希 美しいお嬢様と卑猥なフェラチオ』から『麻生希 美しいお嬢様の濃密な接吻と淫靡な口唇』、『美しいお嬢様のお下品な淫語と淫らな騎乗位』と3作品をリリース。人気AV女優の結城みさや宮村恋（現・黒木歩）、星野あかりを講師に迎え、AV女優としてのテクニックにも磨きをかけた。