ふんどしはパンティに比べて、締め付けが少ない、通気性がいい、おなかが冷えにくい、などの利点があるようで、夜だけふんどし生活をすれば、冷えやむくみなど女性特有の悩みを解決してくれるのだそう。自分の身体を大事にしてもらいたいとは思いつつも、彼女が夜にふんどしをはいてたらと思うと、若干引いてしまうのは身勝手な男の言い分か。
一方、とんでもないパンティがアメリカから上陸していたのをご存じだろうか。その名も「ストラップレスパンティ」。Tバックからサイドのストラップを取ったような、股間だけを隠すことに全力を注いでいそうなフォルムが特徴的だ。通常のパンティとは違い、 特殊なシリコンで股間とお尻の付け根に直接貼り付けるので、パイパンでないとはけない仕様なのが男にとってはニクイ演出と言えよう。なぜこんなパンティが開発されたのかというと、通常のパンティではドレスや細身のパンツを着るときにパンティラインが透けてしまうからなのだという。「パンティラインが 透けるのがイヤなら、なくしちゃえばいいじゃない!」という吹っ切れ具合が見事である。海外ほど“パイパン文化”が根付いていない日本だが、これを機にパイパンが流行ってほしいところだ。
たかが股間を覆う布なのに、女の子がはいただけでどうしようもなく欲情してしまう不思議な存在。どんなパンティをはいていても愛せる懐の広い男になりたいものだが、「破れパンツ女子」の時点で「ない」と思ってしまった筆者には難しい課題なのかもしれない。
(文=三坂稲史)