<短期連載>

【AV撮影現場今昔】 第2回:潮吹きAV創成期

※イメージ画像:成瀬心美『鬼イカセ』トップ・マーシャル

■【AV撮影現場今昔】 第1回「擬似本番女優」の時代はコチラ

 
 10年ひと昔前のAVと今日の最新トレンドを撮影現場の模様から振り返る短期集中連載『AV撮影現場今昔』。第2回は、今やすっかりおなじみとなった「潮吹き」プレイが辿ってきた進化の歴史だ。

 
■指責めNG女優も多かった10年前

 女性の「潮吹き」が認知されてきた経緯ははっきりしていないようだが、遡れば江戸時代からアダルトな“水芸”として一部の好事家には知られていたらしい。戦後、高度経済成長を終えた1970年代くらいからはストリップショーの芸のひとつであったり、ポルノ映画のワンシーンであったりとエグイ見世物的な存在として徐々に一般にも知られてきたようだ。

 AVにおける潮吹きプレイの登場は意外と早く、少なくとも1988年の時点では単体女優の沖田ゆかりが“潮吹き女優”として活躍している。残念ながらこの時代のことは直接知らないが、筆者がライターとしてAVに関わるようになった2000年前後、既に「潮吹き」は単体女優の中にあってもかなり一般化したプレイであった。

 過去に筆者が書いたAVレビューを調べてみると、たとえば1999年であれば、小泉友香(アトラス)、大西由梨香(ヴィーナス)、奥菜亜美(プリンセス)などの単体アイドル女優が潮を吹きまくっていたことが思い出されてくる。

 とはいっても、まだまだ単体女優の中で潮を吹ける娘は少数派で、そもそも激しい指責めをNGにしている単体女優も多かったのだ。それでもデビューから2本、3本と出演を重ねていき、徐々にカラミがマンネリ化していく中、もし潮吹きシーンが実現すれば作品の大きな見所になったのも事実だ。

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