──さて、どうしても気になってしまうのが、天使と書いてあまつかという名前の由来なのですが?
天使:プロデューサーさんと監督さんが、覚えやすくて分かりやすい名前がいいねって考えてくれたのがこれだったんです。でも、天使ってインパクトが強いので、決まった時には名前負けしちゃいけないなって思いましたね。
──会う前は、不思議ちゃんなのかなって想像してたんですけど、かなり落ち着いてますよね。安心しました(笑)。
天使:落ち着いてますし、キワモノではないですよ(笑)。
──でも、天使と名付けられたからには天使的な要素があるんでしょ?
天使:うふふ…これまで会ったみんなを幸せにしてきましたよ(笑)。
──お!? 早速、天使キャラ炸裂してるね。みんなを幸せにしてきたけれど、自分はまだ幸せになれてないとか?
天使:幸せじゃないと感じたことはありませんけど、退屈とかあたりまえなことが嫌いで、窮屈な縛りからはリセットされたいなって思ってましたね。
──では、デビューをきっかけに違う自分になって新たなスタートをきりたかった?
天使:そうですね。全くの別人にはなれませんし、元々穏やかな性格なので普段もこ~んな感じですけど、人間関係のドロドロしたところはいやだなって思っていて、もっともっと心穏やかにできる仕事はしたいなって思っていたんです。
──人前に立つことは苦手ではなかった?
天使:嫌いですっ!
──早っ!! そんなに嫌いだったのになぜこんなに目立つ仕事を選んだの?
天使:なぜなんでしょうね? 元々は大人数の前に立たされただけでガタガタ震えちゃうくらい苦手なんですけど、やっぱり『今』を変えたかったという想いが強かったからかも。こんな風に話せるようなタイプでもなかったんですけど、慣れって怖いですね(笑)。
──普段はどんな風にして過ごしてるの?
天使:穏やかですよ。水族館とか遊園地とか鍾乳洞とか、あとはアスレチックも好きで、そんな遊びにつきあってくれる友人はやっぱり限られていて、いつも少人数で遊んでいますね。
──今、鍾乳洞って聞こえたような?
天使:好きなんですよ~。山も好きなんです。ハードな山登りはしませんけど、お散歩感覚で出かけていっちゃいますね。基本は引きこもりなので、外に出ると自然と人里離れた場所に行ってしまうんですよね(笑)。
──今どきの19歳とは確実に遊びのジャンルが違うよね。浮世離れしてるっていうか…。もしかして、山の上から下界の人々を見下ろしたいの?(笑)
天使:あはは…そんなことはしませんけど、両親の影響なのかな? 海外の生活に憧れている両親だったので、大らかで、子供の頃から遅い時間まで公園で走り回ってるような育ち方をしましたから。ちょっと、自由にやりすぎちゃう癖が…(笑)。
──それで、今も人生の選択肢が無限大なのね?
天使:はい。無限大すぎてこの世界に飛び込んできちゃったんですけど、こっちの世界の人ってみんな自由度が高い人ばかりですよね。それが自分に合ってるなって感じたんです。