グラビアアイドルとして活動する一方で、「アイドル☆ピット」の研究生、「チャッキーズ∞インフィニティ」のサポートメンバーと2つのアイドルグループを兼任する松本麻里。幼さの残る顔立ちと小柄な体型からは想像もつかないが、実は7月9日で29歳を迎えるお姉さまで、保育士の資格と幼稚園教諭2種免許を保有し、昨年までは某大手企業でOLをしていた経歴を持つ。
6月25日には第二弾となるイメージDVD『生音~ひとりじめ~』をリリースした彼女。グラドル受難の時代と言われる中、着実に活動の場を広げているが、なぜ安定したOL生活を卒業して芸能界入りを選択したのか。その真意を聞くことから、インタビューはスタートした。
――最近は30代のグラドルも珍しくないとはいえ、昨年12月25日にリリースした『松本麻里ファースト』がイメージDVDデビューというのは遅咲きの印象です。以前から芸能界には興味があったんですか?
「20代半ばまで横浜に住んでいたんですけど、ずっと小さな世界で生活していたので芸能界は縁のない世界だと思っていました。ただコンビニで雑誌の表紙を飾っているグラビアアイドルがかわいいなと思っていて、そこに出たら私もかわいくなるって考えたんですよ。表紙に出る子はかわいい=表紙に出るとかわいいって勘違いして(笑)。だったら、グラビアをやればいいじゃんって思ったんです」
――最初からグラドル志望だったんですね。
「でも、最初は26歳の時にアイドルグループに所属したんですよ。もう解散したグループなんですけど、そこに3カ月ほど所属したんです。もともとピアノをやっていたこともあって、ステージに立つことや目立つことは大好きだったんです。ただ週3回ペースでステージがあったので、OLとの両立が難しくて辞めたんですよね」
――一度辞めた世界に、どうして戻ろうと思ったんですか。
「アイドルグループをやっていた時に、今所属しているJCKプロダクションの社長と出会いまして。一緒にやろうよってお誘いを受けたんですよ」
――社長は「チャッキーズ∞インフィニティ」のメインメンバーでもある倉本あやさんですよね。
「そうです。その時に3時間ぐらい熱心に口説かれまして。将来の夢を聞かれて『グラビアの表紙!』と答えたんです。そうしたら私の意見も尊重するということで、しばらく考えて…。どうせだったら20代のうちにチャレンジしたいし、さすがに30代になったら遅いなと思ったので『やります』と。それで、アイドルグループを正式に脱退して、同じタイミングでOLも辞めて、JCKプロダクションに入ってグラビア活動を始めました」
――OLも辞めたところに覚悟を感じますね。家族や友達には相談したんですか。
「一人で決めました。だから友達はビックリしてますよ。もう結婚してもおかしくない年齢だし、ずいぶんぶっ飛んだことをするなって(笑)。ずっとマジメな仕事をしていたので余計にギャップはスゴかったみたいです」