ザ・ドリフターズの一員でタレントとして活躍する加藤茶(71)が、先週と今週に立て続けにゴールデンタイムのテレビ番組に出演したが、そのやつれぶりに心配の声が寄せられている。2011年に45歳年下の妻・綾菜との結婚で世間を騒がせた加藤だが、その時期を境に激ヤセや老化が顕著になった。一部では「痴ほう症が始まったのでは…」とまで指摘されており、ドリフ時代を知るファンたちはあまりの変貌ぶりにショックを受けているようだ。
加藤は9日にNHKで放送された『鶴瓶の家族に乾杯』にゲスト出演。笑福亭鶴瓶と鹿児島県南九州市を旅するという企画だった。冒頭、一人で登場した加藤はぼんやりと茶畑を見つめながら「茶摘みのお姉さんとかいないのかね。誰もいないかんじなんだ」とつぶやいたが、その口ぶりはロレツが回っておらず若干不明瞭。後ろから鶴瓶が近付いて驚かせるという演出があったが、加藤が「あれ!?」と振り向くもリアクションのキレはなかった。
続けて鶴瓶とオープニングトークを展開した加藤だが、あまりの反応の悪さに鶴瓶から「(ロケの内容を)分かってるんですか? 反応遅いですよ」と突っ込まれる始末。鶴瓶は「大丈夫ですか、本当に?」と本気で心配しだし、それに加藤は「まあ大丈夫」と頼りなげに答えていた。
ここまでは“ネタ”ともとれる内容だったが、その後の散策でも加藤の足取りはおぼろ。ゆっくりとした動作しかできず、地元の人との会話もロレツや反応が鈍かった。
この“異常事態”に対し、番組を見ていたネットユーザーからは以下のような声が上がった。
「今日のゲスト加藤茶の衰えが激しすぎる。ロレツが回ってない。動きもおかしい」
「加藤茶がヤバい。顔面が引きつってるし、手がプルプルしてる」
「カトちゃん、久しぶりに見たら歩き方がおじいちゃんみたいに…」
「老化は年相応としても、目が虚ろでシャレにならんレベル」
「これは本当に認知症かも知れない…気の毒で痛々しい」
加藤は06年に「大動脈解離」で約10時間に及ぶ大手術を受けたことがある。このエピソードも番組中で披露され、鶴瓶は「テレビを観てる方、ちょっと(加藤の)間が遅いかもしれませんが、ご病気されましてね。慣れてきますから」と加藤の反応の鈍さをフォロー。だが、この手術後に復帰した当時は加藤に今のような衰えはなく、別の原因があるのではないかと考える方が自然だ。
視聴者が加藤の“異変”に驚いたのは同番組だけではない。4日放送の『1億人の大質問!?笑ってコラえて!』(日本テレビ系)のスペシャルにも加藤が出演したが、明らかにやつれた様子で極端に発言が少なかったと話題になっていた。