「妹萌え」を嗜好する女子を主人公にしたライトノベル『俺の妹がこんなに可愛いわけがない』(著:伏見つかさ/アスキー・メディアワークス刊)のおかげで、良きにつけ悪しきにつけ妹系女子好きという趣味は、今や広く世に知られるようになった。
と言っても、世のタブーを人目に晒すことで歓心を得るAVでは、昔から「ロリ巨乳」という呼称があって、顔はあどけないのにオッパイはデッカイというルックスで人気となる女優は多かった。古くは春菜まい、相田すみれ、小春ひより、その後は、芽衣奈、小坂めぐる、ももかさくら、最近で言えば、尾上若菜、塚田詩織と、その名前を上げれば枚挙にいとまがない。
ただしロリとは、その語源となった1955年に刊行されたウラジーミル・ナボコフの小説『ロリータ』で表現されているように、その賞味期限は短い。AVではさらに、AV慣れというか撮影慣れすることで初々しさが摩滅、守ってあげたくなる存在でなくなってしまうという現象も起こる。そうなれば、ソレはもう単なる巨乳女優になってしまうことに…。つまり寿命はさらに短いのだ。
ということで、筆者が最近見つけたロリ巨乳女優を、その旬が過ぎる前にご紹介させていただきたい。それが「優菜真白(ゆうな・ましろ)」だ。
彼女のデビューは、2013年12月リリースされた『純真 優菜真白』という作品。福島県の果樹園農家を営む一家の一人娘という生い立ちも背負ってであった。まさに“アイドル級美少女”といった顔立ちで、身長は148cmにもかかわらず、その胸元には88cm(Gカップ)の、俗に言うロケット型美巨乳を尖らせている。そんな優菜真白は、見紛うことなきロリ巨乳娘! その上彼女は、股間をツルツルに剃り上げたパイパン娘でもあって、そのキャラは二重三重に世の男性諸氏を引きつけてやまない。
そんな優菜真白の6月リリースの最新作が、何とその名も『僕の妹がこんなにパイズリが上手いはずがない』なのである。
まずこの作品、後半のWパイズリ抜きや3Pは客観的視点になるのだが、前半は主観アングル。女子校生の妹として登場した真白に「お兄ちゃん…」などと言われながら、朝立ちしてしまっているモノを興味津々にイジられ、そのGカップに挟まれ「どう真白のオッパイ柔らかい?」とコスられ、胸の上に跨るようなカッコで彼女の舌上に発射するといった風景を、“自らの光景”として楽しめるのである。
その後、黒網のガーターパンストを付けたセクシー系メイドコスで登場した真白のバーチャル風セックスもある。毛が無く大陰唇がふっくらしているお陰で、挿入部が白いもちもちパンを使ったホットドッグのように見える正常位や、バックでの突きに「イッちゃうよ…イク!」と叫ぶ彼女の姿まで、あたかも自分がしているがごとく眺められるわけなのである。早い話『僕の妹がこんなにパイズリが上手いはずがない』こそ、優菜真白の真骨頂が味わえる1作なのだ。
中二病であった青年が、1番の理解者である妹の無邪気にメリー・ゴーランドに乗る姿に、亡き弟へのこだわりも捨て、妹を守ることに自らの居場所を見出すようになる姿を描いたジェローム・デイヴィッド・サリンジャーの小説『ライ麦畑でつかまえて(キャッチャー・イン・ザ・ライ)』にもなぞらえつつ、アナタも今宵こっそりと、7月発売の次回作はぶっかけ物という、今がまさに旬のAVの「おれいも」を楽しんでみてはいかがだろうか。
(文=浅見光弘)
浅見光弘・プロフィール
果物系と呼ばれた古式ゆかしき某AV情報誌編集者として業界に携わり、ゆえあって今やひきこもり系ライターになっちゃいました…。