──映画はどんな作品が好みですか？
「いろいろ観ますけど、香港映画が好きですね。ジャッキー・チェンが出てる作品は残らず観ましたよ！」
──ジャッキー・チェンとは意外ですね！
「大好きなんです。リメイク版『ベスト・キッド』とか『ドラゴン・キングダム』も良かったですし、6月公開の『ポリス・ストーリー／レジェンド』も楽しみなんです」
──かなりのファンなんですね！ お客さんともジャッキー話で盛り上がったりするんですか？
「お客さんとはジャッキーの話をしたことないですね。もちろん、できればうれしいですけど」
──趣味の話はちょっとしにくいですかね？
「ビーズアクセの話とか、お客さんの方が困っちゃうでしょうしね（笑）私はもっぱら聞き役で、お客さんのお話を引き出すというか、受け止める感じなんです」
──そして、すっぽんぽんでまったりトークですね。
「すっぽんぽんにこだわりますね（笑）。でも、本当にそうなんですよ。裸でお客さんとのんびりお話して、楽しい時間を過ごしていただくのがお仕事だと思っています。あんまり激しいことはやったことないし、恥ずかしくてできないかな（笑）」
──基本はソフトで、プレイはオナニーぐらい？
「オナニーもお客さんが喜んでいただけるならって感じですね。お客さんも、どちらかと言えば私のオナニーを見たいというより、恥ずかしがってるところを見たいって感じなんですよ。でも、ちゃんと最後までお見せしますよ（笑）」
──エロよりもトークって感じなんですか？
「エロいのが嫌いとか、やりたくないってわけじゃないんですよ。ただ、男の人とお話するのが楽しくて、好きなんです（笑）」
──男の人とお話するのは、どんなところが楽しいですか？
「本当にいろいろなお客さんが、いろいろなお話をしてくださるんですよ。それで自分の知らないことがわかったりするのが楽しいですね」
──お客さんとお話をする中で、男性に対する見方は変わりましたか？
「そうですね、変わりました。良い方にも、悪い方にも変わったかな」
──裸の方が、ちょっと気楽に話せたりするものですか？
「それはあるかもしれませんね。普段、裸で男性とお話するなんて、そうそうないですからね」
──お客さんからは、「もっとハードにエロくしてほしい」とか言われないですか？
「あまり言われないですね、そういう要望がまったくないわけではないですけど…。私はできることが多くないので、その分お客さんのお話を丁寧に聞くことを心がけています。エロいことも大事ですけど、私とのトークで楽しんでいただけたらうれしいと思っています」
──エロトークは好きですか？
「好きですよ。でも、まったりお話するのが、やっぱり一番好きですね」
──お店の仕事は好きですか？
「もちろん、好きですよ。自分のペースで自由にできますし、お店のみんなも優しいし、楽しいです。最初はお金が必要だったということもありますが、仕事を通じて男の人と話すことで、自分自身も助けられていると思います」
──それは、どういうことでしょうか？
「お客さんのお話を引き出して、それを自分が受け止めていると、お客さんがだんだん元気になってくるのが分かるんです。お客さんが楽しんでいることが伝わってくると、そんなお客さんとお話している自分の方もだんだん楽しく、元気になってくるんですね。それが、お客さんに助けられるって感じなんです」
──それはすごくいい循環ですね！
「そうですよね。このお仕事を続けられたことはもちろん、プライベートでも大変な時期を乗り切れたのは、お客さんとお話することで助けられたからだと思っています」
ふわふわっとした外見そのままの、男心をくすぐるかわいい声と話し方のえみちゃん。優しそうな眼差しも印象的で、話していると、本当になんでも話せるような、受け止めてくれるような、そんな性格が伝わってきました。お客さんのお話を丁寧に受け止めてくれるえみちゃんとまったりのんびりトークができるのですから、これは指名するしかないでしょう！ 楽しくお話して、えみちゃんからパワーを授けてもらいたいものですね。
（文＝代田／写真＝辰巳ちえ）
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