「みのがいた頃の『朝ズバッ!』は平均視聴率6%前後で、日によっては8%ということもあった。だが『あさチャン!』は3~4%が精いっぱい。先月23日にTBS社長が定例会見で『情報量を増やすなど、迅速なテコ入れを行なうよう指示しました』と番組を名指しして不満をあらわにするほど局内で評判が悪い。エンタメ情報を増やして華やかな雰囲気にしたのも、硬派な話題を求めて『朝ズバッ!』を見ていた視聴者から批判され、数字を失っている。夏目アナが悪いというわけではないでしょうが、テコ入れでも上向く気配がなければ番組の顔の責任を問う声が上がるのは必至。このまま打ち切りのような事態になれば、期待が大きかった反動で『しょせんはバラエティーアナ』というレッテルを貼られ、彼女の人気に水を差すことになる」(芸能関係者)
視聴率の不振が続けば、今までくすぶっていたTBS局内からの不満も一気に爆発しそうな気配だという。
「夏目アナの司会が決まった時、真っ先にTBSの安住紳一郎アナが『なんで外の人に任せるんだ! だからみんな辞めていくんだ』と声を上げたのは局内で有名な話。いつでもフリーになれる実力がありながら『育ててもらった恩があるから』と局の顔を務め続けている彼にすれば、納得いかないのは当然です。経費削減の折にフリーアナに多額のギャラを払い、局アナの給与が上がらないのも不満の要因。本来ならエース格といえる出水麻衣アナや若手の吉田明世アナらも、自分たちが起用されてしかるべき場所を夏目アナに荒らされて面白いはずがない。表立っては言いませんが、TBS女子アナたちの夏目に対する怒りは相当なものですよ。その不満を押さえこんでいたのが夏目の世間的な人気だったわけですが、視聴率が振るわなければ『さっさと辞めさせろ』の大合唱になることは明白です」(前同)
これはTBSに限らず、どの局で仕事をしても同じような事態になりかねない。どこでも仕事ができて実入りがいいのがフリーのメリットだが、こういった立場の不安定さも付き物だ。ねたみそねみの標的になるのも、ある程度は仕方ないところ。今のところ、社長が直々に言及したほど不振の『あさチャン!』は視聴者の評価も悪く、いつ打ち切り案が浮上しても不思議がない状態。コンドーム事件から奇跡の復活を遂げた彼女が、再びミラクルを起こすことはあるのだろうか。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)