――そのエピソードって軽めな方ですか? 他にもあるんでしょうか…。
シ:そうですね…。昔、彼氏と酔っ払った状態でセックスしたとき、私がフ○ラしてたら彼が突然「あだ名つけていい?」って言い出したんですよ。私は「なぜ今この瞬間に?」って思ったんですけど、アレしながらうなずいたら「フ○ラチオヘタ子!」って名付けられて、一気に酔いがさめたことがありましたね。
――その後、アレは続けたんですか?
シ:さすがにイラッとしたんで「私、今ならチ○コ噛みちぎれるよ。してほしいの?」って笑顔で尋ねたら「お願いします女王様…!」とまさかのガチ懇願をされたんですよ。そこで、困惑しながら「私が考えた女王様」を演じきって、翌日「昨日のこと覚えてる?」って聞いたら「え? 俺なんかした?」との回答を頂いたので、基本Mな私は「コイツとは合わない」と思って別れました。
――基本Mなんですね…。そもそもなんで付き合ってたんですかね。
シ:出会いでいったら、男女混合の飲み会で「女性器はアワビに例えられるのに、男性器には例えがないのはおかしい」という話がきっかけになったこともあります。
――どういうことですか?
シ:私が「いや、ソーセージとかフランクフルトとかポークビッツとか、男性器の方がバリエーションあるでしょ」と言ったら「それは勃起状態の例えだろ? 通常時の例えがないんだよ」と一人の男性に真面目に反論されたんです。そこで「ちょっといいですか?」って言って、相手の許可も待たずに無理やり服の上からチ○コを触って「通常時はトッポギです」とお知らせしました。そうしたら、数日後にその人からメールが来て会うことになり「ご立派なものをお持ちで…」という状況になり、しばらく彼氏彼女の関係になりました。
――ほとんどAVとかエロマンガの世界ですね。最近は、何か変わったことはありましたか?
シ:飲みに行ってパスケースをなくしてしまったんですけど、警察から連絡が来て届けてくれた人がいたんですよ。それで、お礼のために届けてくれた人に連絡をしたら、「お礼はいいから、飲みに行きましょう」って言われて…。その人は男だったんで「お礼はカラダで…」とか言われたらどうしようって思いながら行ったんですよ。
――行かないっていう選択肢はないんですね。
シ:ネタになるかもしれませんから、もちろん行きました。そうしたら、待ち合わせ場所に現れたのは数年前に別れた元カレだったんですよ。しかも、既婚者になっているにもかかわらず、「これは運命だと確信したんだ」「ずっと君のことが忘れられなかった」などと薄っぺらい言葉を泣きながら口走ってて…。「これはアウトだわ」と思って立ち去ろうとした瞬間、「へー、やっぱりねー!」っていきなりその人の奥さんが現れて、「浮気相手ってこの子なんだねー」ってハンパじゃない濡衣を着せられました。「はぁ?」と思って彼を見るとなぜか「はい、そうです。すみません…」と謝ってて…。
――昼ドラのような日常を生きているんですね。
その後、パスケースを落としてからの経緯を説明して、なんとか疑いは晴れたというシマヅさん。壮絶すぎるその日々は、まるで全裸で綱渡りをしているようでもあります。ただ、表現者として大事な自己犠牲の精神を持ち合わせているからこそ、多くの人の共感を呼び、多くの人の代弁者となっているのかもしれません。今後も、メンズサイゾー編集部は「サブカルメンヘラクソビッチ」ことシマヅさんのツイートを見守りたいと思います。
(取材・文=編集部)
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