さらなるサプライズがもう一つ。特別な活躍をした女優に贈られる「特別賞」に輝いたのは、この日、司会を務めていた麻美ゆま。プレゼンターの大久保佳代子から自分の名前を聞いた彼女は、一瞬、動揺した表情を浮かべ、恐る恐るステージ中央へと足を運んだ。
「去年はいろいろありまして賞をもらえる立場ではありませんが、たくさんの方に支えられて今この場に立てていることを嬉しく思います。本当に感謝しています。どうもありがとうございました」
そんな麻美に対し、かつてテレビ番組で共演していた大久保は「彼女と仕事をするようになって5~6年。バカみたいに元気なだけの子ではなく、芯のある子だと思っていました。思った通りきっちり戻ってきてくれて本当に嬉しいです。今日見たらいいケツしてたし!」と、笑いを交えた親しみある言葉をかけた。
さらに、プレゼンターの独断で決められる「スペシャルプレゼンター賞」に輝いたのは、吉川あいみ。もう一人のプレゼンター、漫画家の石原まこちん氏から「最高の困り顔で、いいヤラれ顔」と評価され受賞した。
そして、残すは「最優秀女優賞」のみとなった時、3度目のサプライズが起きた。なんと、「ゴールド」と「プラチナ」の2名の受賞者がいると発表されたのだ。しかも、その差はかなりの僅差だったという。
わずかな差で2位の「ゴールド」を受賞したのは、あやみ旬果。プレステージの専属女優で、若者を中心に幅広いファン層を持つ美形女優である。
3人目のプレゼンターとして登場したケンドーコバヤシ氏とはTV番組で共演しているということで「番組では訳の分からないことばかりいう子なんですけど、それでもいつもイイオンナだと思っていました」と、トロフィーを授与。すると、驚きに目を丸くしてたあやみが突如、大粒の涙をボロボロこぼし、ギリギリ聞き取れる泣き声まじりの挨拶を述べた。
「正直、こんなに素晴らしい賞をいただけると思っていなかったので、何も考えてきませんでした……。ファンの皆さんのおかげ……プレステージさんには感謝し…います。これからもがんばって…くのでよろし…お願いします」