ながらスマホもここまで来た!? セックス中もスマホを手放さない現代人たち


【対策】
 セックス相手の「ながらスマホ」を封じ込める方法を考えてみよう。いや、考えるまでもない。単刀直入に、「セックス中のスマホはご勘弁を」と言えばいいのだ。おそらく相手は、あなたに対して悪気があって「ながらスマホ」をしているのではなく、習慣になっているだけなのだろう。こちらが不快に思っていることを伝えれば、あっさり解決するかもしれない。

 そんな手ぬるい方法では埒があかないという人は、いっそのこと自分も同時にスマホを弄り始めるのはどうだろう? 人からされるといかに不快なものか痛感するであろう。相手のメールやLINEに「スマホを弄らないで」と送るのも一興。それくらいの荒治療を要するスマホ依存者も存在すると考えられる。

 上記の作戦が嫌味っぽく感じる人は、いっそのこと相手がシャワーを浴びている間に、こっそり電源を切ってしまうのもアリだろう。鳴らなければスマホに手を伸ばすこともないはずだ。

【結論】
 筆者が驚かされたのは、「セックス相手がスマホを弄っても不快とは思わない」という考えの人も存在するということだ。これが時代の流れというものなのか。昭和生まれの古い人間としては、ながらセックスだけはご遠慮いただきたいものである。
(文=菊池美佳子)

菊池美佳子(きくち・みかこ)
1977年3月17日生まれ。岩手県盛岡市出身。21~29歳の間、キャバクラ嬢・テレフォンセックス嬢・企画物AV嬢としても活動。引退後、文筆業に転身。
■著書:『2010年代 ニッポンの風俗』『つけちゃうぞ! 大人の保健体育』
『テレフォンセックス裏物語』『Sの妹Mの彼女』

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