AKB48・大島優子、相次ぐ不運で女優業に暗雲…それでも業界で高評価のワケ


 大島に責任はまったくないが、大型ドラマで華々しくソロ活動のスタートを飾るはずだった目論見は崩れ、スケジュールも無駄に空いてしまった。来年公開の映画『紙の月』への出演は決まっているものの、こちらは脇役のため“華々しい”とまではいかない。大事な卒業を前に計算が狂いまくってしまっている大島。先に卒業した前田敦子(22)が主演映画『もらとりあむタマ子』などの演技で女優としての評価が高まっていることもあり、心中穏やかではないだろう。

「根暗な少女や引きこもりニートなどを演じ、AKB時代とまったく違った魅力を打ちだすことに成功した前田に対し、大島は現状を超えるような演技の引き出しがない。インパクトのある大型ドラマや映画の主演をしなければ、世間の印象は薄くなってしまうでしょう。だからこそ最初が肝心だったのですが、卒業は延びる、主演ドラマは白紙になる…と、まさかのアクシデント続き。少なくとも、大島本人や事務所が描いていたような卒業後の華々しい活躍はしばらく見込めなさそうです」(芸能関係者)

 といったものの、テレビ業界の大島に対する評価は決して悪くない。

「大島は潜在視聴率が7%前後と高く、機転が利くタイプでトークも上手にこなす。小学生のころから子役として芸能界に浸っていたこともあって、受け答えや態度はスタッフ・共演者からの評判が非常にいい。本人の希望とは違うかもしれませんが、バラエティーやトーク番組では絶対に重宝されるはずです。女優としては、正直なところ大成できるかは分かりませんが、セクシー路線に抵抗がなければ視聴者の興味を引くことはできますからオファーが途絶えることがないでしょう」(制作会社関係者)

 業界内では、女優よりもバラドルとしての活躍を期待されているフシがある大島。しかし、本人の夢はあくまで女優だ。セクシー路線も「楽屋で全裸になる」などとメンバーに暴露されていた彼女ならば、躊躇なく挑んでくれるだろう。相次ぐ不運で思わぬ向かい風になったが、それに負けずに前だけを向いて女優として大活躍してほしい。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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