「『おねがい!マスカット』は大事な教科書」 人気俳優・綾野剛の意外な一面


 そんな綾野は、おぎやはぎがメイン司会を務めていた、有名AV女優たちが出演する『おねがい!マスカット』(テレビ東京系)のファンでもあったと公言。「ああいう番組は大事」「あれでいろんなことを学んだ」「大切な教科書」などと発言し、「テレビの影響力は大きい」のだから、『おねマス』のような番組がなくなってしまうと、「変な犯罪とかが増える」と持論を展開。また『トゥナイト』(テレビ朝日系)で多くのことを学んだとも。

 おぎやはぎの下ネタや下世話なトークにも平気でついていき、自分のイメージなど気にも留めないような発言を繰り返した綾野。これまで演じてきた役柄のせいか、綾野にはクールでミステリアスなイメージがあったが、本人とすれば、それはあくまでも役の印象に過ぎないのかもしれない。実際本人も同番組の中で、「自分がイケメンと言われることに違和感がある」と言い、「役者は裏方。役が表に出るもの」と発言していたが、クソメンを自認する綾野とすれば、それが本心なのだろう。自分をイケメン俳優だと思っている人物は、『おねマス』のファンを公言しないに違いない。

 リスナーから、スピードワゴンの小沢一敬(40)に似ているという指摘を受けても、「ああ。わかりますね。よく言われます」と答え、自らザブングルの加藤歩(39)にも似ていると発言する綾野。嫌味な印象もなく発せられる言葉の数々は、素直に受け入れられるものだった。とはいえ、リスナーたちから要望のあった、綾野自身の“クソメンエピソード”については、「とても公共の電波にのせて言えるものではない」と言葉を濁していた。それこそが本当に聞きたいところでもあったのだが、やはり俳優としてのイメージを崩しすぎるわけにはいかないのだろう。いつの日か綾野のクソメンエピソードが披露されるのを楽しみにしたい。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)

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