左から七美こはる、山口水季、清水咲希
結成から2年、メンバーの加入・卒業、ユニットのグループ分け、など波瀾万丈な『青春!トロピカル丸』。もともと11年にアイドルプロデューサー・つんく♂に命名された『怪傑!トロピカル丸』としてスタート。当初は農業、林業、水産業を応援するアイドルとして活動していたが、その後、水産業の応援に専念。また、結成当初は8人だったメンバーは、一時16人にも膨れ上がり、“青春”と“純情”の2チーム構成になっていた。しかし、メンバーの卒業を機に、編成を一新した。現在では、百川晴香(ももかわ・はるか)、石岡真衣(いしおか・まい)、山口水季(やまぐち・みずき)、木下蓮乃(きのした・はすの)、清水咲希(しみず・さき)、七美こはる(ななみ・こはる)、中川新菜(なかがわ・にいな)から結成される7人組の“新生”『青春!トロピカル丸』として活動中である。
知名度は、グラドル・篠崎愛率いるAeLL.には及ばないが、昨年発売された『謎だらけLOVE×2DARLING』のリリース記念イベントやラジオ日本『ザ・カンムリラジオ』に出演するなど徐々にメディアへの露出を増やし、ファン層を開拓しつつある。また3月26日には新曲『恋のS.O.S』の発売を控え、4月にはラジオFM FUJIにてレギュラー番組まで持つほどにまでに成長しているのだ。だが、人気が高まるに連れ、メンバーたちは大人たちに翻弄されているかのような現状に対して、実は各種メディアで徐々に“SOS”を出しつつあるとかないとか。戦国とも称されるアイドル界の荒波に突入している青春!トロピカル丸の “SOS”とはいったい…。七海こはる、山口水季、清水咲希らの意外と世知辛いSOSを担当マネージャーのHSD氏に取材と称しつつぶつけてみた!!
──新曲リリースおめでとうございます。
一同 ありがとうございます。
──今回発売された『恋のS.O.S』は、どのような楽曲になっているのでしょうか?
七海こはる(以下、こはる) 好きな男の子に片想いをしていて、一緒に帰りたいんだけど、なかなか言い出せないという“乙女心”を表現しています。
清水咲希(以下、咲希) でも、曲に出てくる女の子は結構積極的だよね。
山口“めろん”水季(以下、めろん) そうですね。でも、恋しているのが楽しいって感じに仕上がっています。キュンキュンしたい人には持ってこいな曲です!!
──春といえば出会いと別れと恋の季節ですから、この時期にピッタリだと思います。もうライブで披露はしたんですか?
Hマネージャー(以下、Hマネ) 3月12日に初披露したんですよ。
──じゃあ、ダンスや歌詞ももうばっちりですね。
咲希 うーん。どうだろ。めろんちゃんが、立ち位置を間違えすぎなんですよ。左側にいなきゃいけないのに右側にいたりとか…。
めろん 大丈夫! でもダンスの先生も変わって、すごく激しくなったから心配だけど…。
Hマネ 「恋のS.O.S」はかわいらしい感じの振り付けで、カップリングの「時空を超えても、君が好き。」はちょっと激しい感じのダンスになっています。
めろん 今回のカップリングの「時空を〜」は、衣装もすごいんです。光るんですよ。ライブ中に光るのでかっこいいんです。
──この光っている部分は、いわゆる蓄光(文字通り光を蓄える)素材の布で作られているんですよね。ということは、当然ライトを当ててからでないと光らない、と。
こはる そうです。なので、ライブの前には、ライトの前でバッと手を広げて、みんなで浴びている姿がちょっと間抜けな感じ(笑)。
めろん 光合成しているかのようです…。メンバーのみんなは胸があるから胸の下の部分は光らないんですよ。でも私だけ全面ピッカピカに…。
咲希 めろんちゃんだけ、キレイに光る!
こはる みんなダメなのにね。
めろん うるっさーい!! めろんだけ“ない”んだからしょうがない。それがわかっちゃうから恥ずかしい。それに、この衣装は洗濯して夜に外で干すとピッカピッカと光るの。それもすごい恥ずかしい。
咲希 真衣ぴょん(石岡真衣)、新菜ちゃん(中川新菜)とこはると私で寮に住んでいるから、「あの家の洗濯物、光ってるよー!!」って絶対言われている。みんなであの服を洗濯すると、ある意味壮観(笑)。
──宇宙人でもいるんじゃないかって話題になったりしちゃいますよ。今回はポスターが三種類ありますが、それぞれのお気に入りは?
こはる 「時空を~」ですね。
めろん 「恋のS.O.S」のポスターがいいです。
咲希 「大漁だッ!」のポスターが面白いと思っています。
Hマネ ボクも「大漁だッ!」が好きですね。