3.イケメンは「おまんこ」と呼ぶ
イケメンは美意識が高く、自分に自信もあるだろう。ゆえに、自分自身に付いていないもの(女性器)に対して、どこかよそよそしさを持っているのかもしれない。それゆえ、「お」を付け丁寧に呼ぶことで、一線を引いているとも考えられる。
4.セックスに対して貪欲な男性は「おまんこ」と呼ぶ
やや「2」とリンクする意見である。セックスに対して貪欲=ムッツリスケベという解釈もできるからだ。女性陣によると、「ぶっきらぼうに『まんこ』と呼ぶ男性は、セックスに対して照れがある」とのこと。その照れを乗り越えてすけべに徹しようとする男性たちは、セックスと真正面から向き合っている……という理屈だ。
5.Sっ気の強い男性は「まんこ」と呼ぶ
これは非常にわかりやすい意見。私事で恐縮だが、筆者の経験上もS男性は「まんこ」と呼ぶ人が圧倒的に多かった。吐き捨てるような呼び方をすることで、相手に威圧感を与えようとしているのかもしれない。
【結論】
ここに挙げた諸説には、科学的根拠は一切ない。しかし、リッチマンを気取りたい夜は「おまんこ」と言い、モテるオトコを気取りたい夜は「まんこ」と言うなど、使い分けて楽しむのも一興である。
なお、一般女性たちに「『まんこ』という男性と『おまんこ』という男性はどちらが好印象か尋ねたところ、ほぼ同点。むしろ、「『アソコ』などとぼやかすのはオトコらしくないと思うが、そうでなければ『まんこ』でも『おまんこ』でもノープロブレム」とのことだった。女性器の名称を堂々と口に出せてこそ真のセックス紳士ということか。
(文=菊池美佳子)
菊池美佳子(きくち・みかこ)
1977年3月17日生まれ。岩手県盛岡市出身。21~29歳の間、キャバクラ嬢・テレフォンセックス嬢・企画物AV嬢としても活動。引退後、文筆業に転身。
■著書:『2010年代 ニッポンの風俗』/『つけちゃうぞ! 大人の保健体育』
『テレフォンセックス裏物語』/『Sの妹Mの彼女』