「『あまちゃん』『ごちそうさん』と、朝ドラ史上に残る人気作の後を受けるわけですから、当然プレッシャーは相当なものでしょう。それに加え、事務所から禁酒令が出ているといわれるため、酒好きの吉高はストレスがたまっているはずです。『ヒットすれば大河ドラマのヒロインが用意されている』と伝えられたこともあり、本来であればモチベーションを上げることにつながりそうですが、今の吉高にとっては重荷になっているのかもしれません。朝ドラ期間中は週5日で撮影がみっちり入っていますから、体力的にキツいこともあって余裕がないというのが正直なところでしょう。もちろん、黒木に対するライバル心もなくはないと思いますが…」（芸能ライター）
黒木は銀熊賞を受賞した映画『小さいおうち』で昭和の女中役を演じているが、その丁寧な所作などから、監督の山田洋次氏に「日本一割烹着の似合う女性」と評されている。銀熊賞の受賞で一気に注目を浴びたところで朝ドラ出演となれば、本格的にブレイクする可能性もありそうだ。
「黒木は女優としてのキャリアはまだ数年ですが、銀熊賞受賞は日本人では4人目、さらに最年少という快挙です。朝ドラは一昨年の『純と愛』で経験済みで、同作で演じた裏表のある腹黒キャラが好評を得るなど、演技力には定評があります。『小さいおうち』では、主演の松たか子を“食った”ともいわれているだけに、吉高も『負けてられない』という気持ちがピリピリムードを醸成しているのではないでしょうか」（同）
福山雅治主演の人気作『ガリレオ』（フジテレビ系）シリーズに出演した際には、ヒロインの座をめぐって柴咲コウとバトルを繰り広げたともささやかれた吉高。その際は、演じた役について「ギャーギャーうるさい」などと一部で不評を買っていたこともあり、ダブルショックとなってしまった。またしても共演者との“バトル疑惑”が浮上したわけだが、若手“名バイプレイヤー”黒木を熱演でねじ伏せ、主役の輝きを周囲に見せつけることができるのだろうか…。
（文＝津本ひろとし）