「黒髪の美少女」といえば、最近のAVのキャッチコピーでよく見かける言葉。つまり女の子のキャラの1つとして流行っているわけだが、オーロラ・プロジェクト・アネックス作品『no title~すず~「この透明感… 彼女をどう表現して良いかわかりません…。」 』を見て、この子こそがまさに僕が待ち焦がれた「黒髪の美少女なんだ」と叫んでしまった。
あえて化粧も控えたのだろうか。画面の中には可愛い花柄のキャミソール姿で、ベッドに座り、無邪気な笑顔を浮かべインタビューに答える、幼く素朴すぎるヘタすれば中学生にさえ見えてしまう一之瀬すずの姿があった。その姿は僕の記憶の中というより、第二黄金期と言われた1950年代の邦画の中に垣間見られる「黒髪の美少女」。懐旧の念にとらわれた僕は、ふっと1999年にリリースされた『純情女子高生 ゆうか18才Cカップ Part.1』をはじめとした“ゆうかシリーズ”で人気となった、黒髪の美少女・長瀬愛を思い出した。彼女を世に送り出したのが、当時は葵刀樹(あおいとうき)監督のハメ撮り作品をリリースしたオーロラ・プロジェクト。もちろんそれがオーロラ・プロジェクト・アネックスの前身だ。