「座位」でイケる男性は少数派? イキやすい「体位」を考える


■「立位」でイケないわけではないが……
 対面立位や立ちバックなど、起立した状態での結合は、非日常感を味わうには最高の体位。ベッドでのお行儀良いセックスよりも興奮度が増す。しかし、「できればラクな体位でイキたい」という意見が男女共に多かった。立ち食い蕎麦や立ち飲みでも飲食できないことはないが、ゆっくり味わいたいなら着席店舗で…という思考と似ているのかもしれない。

■男性たちが敬遠する「座位」
 お互いの顔がよく見え密着度も高いことから、女性に大人気の「座位」。しかし男性陣からは、「座位でイクのは至難の業」という声が多かった。密着度が高いぶん、腰が動かしづらいのだろう。座位での射精が可能と答えた人も、「ただし恐ろしく時間がかかる」とのこと。そう考えると、座位でも射精できるようになれば、己のスキルがワンランクUPしたと、自信を持っていいだろう。

■(一部の)女性たちが重視するのは体位よりも「脚」
 正常位だろうと後背位だろうと、脚をピンと伸ばした状態であることが大事、と主張する女性も。「あとちょっとでイキそうって時に脚をカエルのような状態に抱え上げられ、消化不良で終わったセックスがある」とのこと。後背位でも、寝バックが希望だとか。脚をピンと伸ばした状態でのオナニーが習慣となっている女性にとっては、脚の状態は死活問題なのだ。

【結論】
 自分自身がイキやすく、また相手も確実にイカせるには正常位が無難ということのようだ。しかし、毎回同じパターンではつまらない。騎乗位や座位でも射精に到達し、ワンランク上のセックス紳士を目指すべく、毎度のセックスには集中力を高めて臨みたいものである。
(文=菊池美佳子)

菊池美佳子(きくち・みかこ)
1977年3月17日生まれ。岩手県盛岡市出身。21~29歳の間、キャバクラ嬢・テレフォンセックス嬢・企画物AV嬢としても活動。引退後、文筆業に転身。
■著書:『2010年代 ニッポンの風俗』『つけちゃうぞ! 大人の保健体育』
『テレフォンセックス裏物語』『Sの妹Mの彼女』

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