バラエティ番組などで活躍するタレントの磯野貴理子(50)が離婚危機にあるという。「東京スポーツ新聞」によれば、昨年末あたりから磯野の夫が「遊び人風に変身」し、「連夜のクラブ通い」にいそしんでいるというのだ。
「磯野さんと夫のTさんは、2009年に彼女が離婚をした直後に知り合っています。出会った場所は都内のバーということになっていますが、ボーイズバーだったようです。ボーイズバーはホストクラブのように隣に座って接客するのではなく、カウンターごしに会話するところなので、バーと言われれば確かにそうなんでしょうが…。そこで2人は意気投合したわけですが、それも、独立したかったTさんと彼と一緒にいたいと願った磯野さんの利害が一致したことが大きかったと言われています」(バラエティ番組関係者)
磯野の資金提供により、T氏は2012年4月に念願のバーを開店。テレビなどでもたびたび紹介された店は、Tさんのイケメンぶりも手伝って繁盛した。しかし、その成功がT氏を変えてしまったのだろう。以前、磯野と結婚したころテレビに出ていた爽やかな好青年というイメージとは変わり、東スポによれば、今では「髪に金のメッシュを入れ、ひげを生やし遊び人風に変身」しているというのだ。そして、店の常連客になった広告代理店やテレビ局関係者に連れられて六本木のクラブなどに繰り出しているという。
一方、磯野は、そんな風に変貌してしまった夫に不満でもあるのか、バラエティ番組で夫への愚痴をもらし、笑いをとっている。その様子はまるで夫婦間にたまったストレスを発散しているようでもある。
27日に放送された『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)でも、磯野は夫にまつわるエピソードを披露。「旦那が井岡一翔(現WBA世界ライトフライ級王者)に夢中すぎる」と言い、「(夫が井岡を)大好きで大好きで」「あたしより好きなの」と絶叫するようにトークを続けた。MCのダウンタウンも呆れるほど興奮した口調で喋る磯野は、井岡が茶髪にしたら夫も茶髪にし、井岡が大阪で試合をすれば飛んでいくと、嫉妬交じりにまくし立てる。東スポの記事では、連夜のクラブ通いの末、金メッシュを入れたと伝えられていたが、磯野は、単にそれは井岡好きが高じてのことと反論しているようでもあった。
さらに磯野はその後のトークでも夫への不満を吐露。2人でサバイバルゲームをするのが趣味だというが、「敵チームになったとき、ものすごい撃ってきた」と言い、「殺されるかと思った」というほど不満を爆発させていた。
とはいえ、そんな磯野のトークは大いにスタジオを沸かせるもの。やはりテレビで活躍している女性タレントの苦労話というのはウケがいい。だが、先日離婚した西川史子は、「一般人の旦那をネタにすると夫婦仲が悪くなる」と言っていたが、確かにT氏にとってみれば、こんな磯野のトークは面白くないだろう。公然と愚痴をこぼされては夫として立つ瀬がないというものだ。
しかし磯野としても、番組で話せるとはいえ女性としては辛いところ。旦那とはうまくやっていきたいが、それではバラエティとして面白くないという狭間で葛藤していることだろう。まさに女性タレントの悲しい性といえる。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/)
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