井の中の蛙!? それとも戦略家!? 千原ジュニアのバラエティ処世術

※イメージ画像:『笑う妖精』よしもとアール・アンド・シー

 とんねるずに続いて、ナインティナイン・岡村隆史のレギュラーが決まるなど、3月の終了に向かってお祭り騒ぎが過熱している『笑っていいとも!』(フジテレビ系)。出演タレントたちも、残り少ない伝説の番組を必死に盛り上げようと日々テンション高く奮闘中だ。しかし、そんな中、月曜日レギュラーの千原ジュニア(39)だけが元気がないように見受けられる。

 特に、3日に放送された回では、とんねるずの木梨憲武がサプライズ登場したにもかかわらず、ほとんど絡まず、喋る姿すら見せなかったジュニア。唯一目立ったところといえば、「明日忘れるゆる名言」のコーナーで、「カメラのことをキャメラと言う人はたまにいるが、胃カメラのことを胃キャメラという人はいない」と得意の大喜利ネタを披露した場面。スタジオでもウケたネタだったが、木梨に「さすがやね」と言われたジュニアは、照れたように会釈をするだけで、すごすごと後ろのほうに下がってしまった。

 もともと同番組の中では、共演者の中に気心の知れた吉本系の芸人がいないことでか、どこか控えめなジュニア。そこに木梨という、共演経験の少ないビッグネームが加わったことで、さらに萎縮してしまったのかもしれない。

 また、今月1日に放送されたテレビ朝日の開局55周年記念特番『超豪華!一夜限り!!バラエティ司会者芸人 夢の共演スペシャル!!』(テレビ朝日系)でも、爆笑問題、さまぁ~ず、ネプチューンといった芸人たちの中に入ったジュニアは、ほかの出演者のトークを聞いたり引き出したりする役に徹しており、自ら発言するシーンはほとんど見られなかった。ジュニアといえば“トーク”というイメージだが、少々その切れ味にも限界がきているのと心配になるほどだ。

 とはいえ、自らがメインを務めている『にけつッ!!』(日本テレビ系)や『ざっくりハイタッチ』(テレビ東京系)では、相変わらず鋭いトークを披露しているジュニア。自ら率先して番組を盛り上げようとする姿もしっかりと見て取れ、芸人として乗りに乗っている姿を見せている。

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