握手会商法を超えた!? AKB48・大島優子、感謝祭イベント「CDに抽選券封入」でファン悲鳴

※イメージ画像:『前しか向かねえ』キングレコード

 大島優子(25)の卒業ソングとなるAKB48の新曲「前しか向かねえ」(26日発売)に特別イベント「大島優子感謝祭」の応募抽選券が封入されることが発表された。卒業発表当時から大島が「これまで握手会を大切にしてきました。感謝の気持ちを伝えたい」と企画していたイベントであり、まだ日時や詳細は明らかにされていないものの、一部スポーツ紙では「握手会あり、ライブパフォーマンスありのプレミアイベントになりそう」と報じられている。

 3月29・30日に開催される東京・国立競技場ライブで大島の“卒業セレモニー”が行われ、その後に「感謝祭」で卒業するとみられる。大島のAKB最後の雄姿を見届けるため、プレミアイベントのチケットをめぐってファンの激しい争奪戦が繰り広げられることは必至だ。

 その応募抽選券だが、新曲は通常版3種と劇場盤の4形態で発売される。劇場盤には「発売記念大握手会」の応募券がつくことが発表されているが、肝心の「感謝祭」の応募抽選券は通常版に封入される。CDに握手券をつける商法が“ドーピング”と揶揄されることもあるAKBだが、その特典商法に慣れ切っていたファンからも今回は「えげつない」「今までのドーピングで一番酷い」と悲鳴が上がっている。

「いつもなら、推しメンとの個別握手を目当てに劇場盤を購入するファンが大半。しかし、感謝祭チケットをゲットするために通常盤も購入せねばならず、しかも入っているのが『抽選券』ですから、同じCDをどれほど買えば当選するのか見当もつかない。イベント会場の規模にもよりますが、優子のファンは熱狂的ですから、過去最高の倍率になりそうです。優子を手放す前に、運営側が優子オタから絞り取ろうとしているのがミエミエですね…」(AKBファン)

 現在、AKBはシングル15作連続ミリオンを記録しており、それを途絶えさせないための秘策でもあるのだろう。大島の最後のシングルが爆発的売上になれば、彼女の花道を飾ることになるという計算もあるのかもしれない。しかし、握手券商法だけに飽き足らず、ファンなら誰もがほしくなるプレミアチケットをエサに通常盤の売上アップまで狙うのは、あこぎな印象が否めないのも事実だ。

「当初は『会いにいけるアイドル』と称し、ブレイクしてからも握手券つきのCDさえ買えば会えた彼女たちですが、最近は“抽選商法”を多用するようになった。前作のシングルでは、プレミアとなっていたライブチケットの応募抽選券を追加特典にしましたし、AKBが出演している缶コーヒーの販促キャンペーンでも『非売品ライブ』と銘打った抽選の限定イベントを実施する。人気が下り坂になってライトなファンが減ったため、コアなオタから搾取する方向に回帰しているようです」(アイドルライター)

 えげつないドーピングで売上を維持している側面があるものの、昨年のオリコン年間シングルチャートで1~4位を独占するなど、その効果はいまだ絶大。運営側が大島の卒業という大イベントを見過ごすはずもなく、最大級のビジネスチャンスとして徹底的に利用されることになりそうだ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops

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