歌手で女優のICONIQが、誹謗中傷や脅迫などを理由にFacebookを終了することを明かした。ICONIQは25日に「本当に悲しいとしか言えません。FBはこんな事のために、やり始めたわけじゃなかった」と、Facebook上でその思いをつづっている。自身に向けられる感情はそれぞれであり、厳しい言葉をもらうのはありがたいとしながらも、理解不能な誹謗中傷や脅迫メールを送られ続け、関係のない人まで巻き込んでしまっていることに胸を痛めているという。
何度も考えた結果、これ以上Facebookを続けることは不可能だと判断したICONIQ。彼女は現在舞台『メリリー・ウィー・ロール・アロング』に出演しているが、12月8日の千秋楽日を最後にFacebookを終了するとして「私の勝手な判断を、ご理解頂けたら嬉しいです」と書き込んでいる。
ICONIQは、以前からFacebookで舞台の様子や休日の様子などを報告していたが、内容とは関係のないような否定的なコメントも見られる。設定にもよるが、Facebookは見知らぬユーザーからもダイレクトメッセージを受け取ることができるため、コメント以外にも誹謗中傷が寄せられていたのかもしれない。今回の終了に関して、「ファン限定にすればいいのに」「残念です」といった声が多いが、中傷の内容はどういったものだったのだろうか。
「ネット上では、GACKTのファンから集中攻撃を受けたのでは、という見方が強いです。ICONIQとGACKTは昨年、見つめ合い手を握っている密会中の写真を週刊誌に撮られました。お互いに交際を認めるような発言をしたことで信憑性も高いのですが、2人が所属しているエイベックスのリーク説もあったことから『売名では』ともいわれました。ICONIQは今年1月にはTwitterの記録を全削除していますが、それも嫉妬したGACKTファンからの中傷が原因だったのかもしれません。その後、Twitterはほぼ休止状態ですし…」(芸能ライター)
2002年に韓国のアイドルグループ「Sugar」のメンバーとしてデビューしたICONIQ。08年にエイベックスに移籍し、「伊藤ゆみ」という芸名でおもに女優活動をしていた。09年に現在の「ICONIQ」に再び改名し、坊主頭で再デビュー。資生堂やスターバックスなど7企業のCMに同時出演したり、複数の女性誌の表紙を同時に飾るなど、話題を提供していた。
「話題先行で結局人気は上がらなかったというのが業界内の評価です。今で言うゴリ押しですよ。今は明記されていますが、一時はプロフィール上で韓国での芸能活動を隠していたとして、バッシングを受けたこともあります。また、韓国で活動していた頃に『日本人と思われたくない。わたしは愛国者だ』『日本の男とは絶対に付き合いたくない』といった反日発言をしていたともいわれ、ネット上を賑わせていました。現在はアゴが細く目鼻立ちのはっきりした顔立ちのICONIQですが、Sugar時代は丸顔で顔の印象が明らかに違うことから、整形しているのはほぼ間違いないというのがネット上では定説になっています。そういった炎上要素に加えて、GACKTとの交際報道ですからね」(同)
最近では芸人のほっしゃん。が女性声優のファンから脅迫めいた手紙を受け取っていたことを明らかにしたり、子役の春名風花にTwitter上で過剰なまでの批判が集中したことも話題になった。芸能人として活動する以上、そういったことを受け止める覚悟も必要なのだろうが、耐えきれずにアカウントを閉鎖するケースも少なくない。ICONIQのようなケースは、今後も後を絶たないのだろうか…。
(文=津本ひろとし)