──初脱ぎは覚えてますか?
あき「しっかり覚えてます。本番直前まで『なんで私だけ脱ぐんですか?』って大騒ぎしてたら、監督さんが心配してくれて『だったら僕も脱ごうか?』って言ってくれたんです。そこでやっと冷静になれたんですよね。それは違うなって(笑)」
──初セックスでは『早い早い~っ』って絶叫してましたよね。あれはどういう意味ですか?
あき「腰の動きっていうんですか? 出し入れのスピードにビックリしちゃって。彼にはゆっくりして欲しいとお願いしてたんです。早いとおかしくなりそうになって…。痛くはないけど、おかしくなるのが怖かったんです」
──イッたことはありますか?
あき「ありません。でも、撮影の時の話をマネージャーさんにしたら『それは確実にイッてるね』って言われて、後からイッていたことを知ったんです。わ~っとおかしくなって、最後にガクンと力がぬけちゃって。一気におばあちゃんになった感覚でした」
──なるほど、タイムトリップしたような感覚ですね。…ってしたことはありませんけど(笑)。
あき「私もありませんけど、多分、それです(笑)。ありえないくらい衝撃が凄くって。でも、イヤではなかったなぁ…あはは」
──他にも驚いたことは?
あき「顔射です。精子があそこから出ていたことを初めて知ったんです」
──え? 『実は処女でした』とか言わないよね?
あき「それはないですけど、一度も見たことがなったので。多分、彼はコンドームの中に出して、ささっと処理していたんだと思います。なのに、撮影中にいきなりヌルヌルしたものがかかってきてビックリしました。最初はおしっこだと思ったんですけど、違ったんですよ。白いし、匂いもするし。しばらくしたら、男の人はおしっこと同じ穴から得体のしれない液体がでるんだと分かりました」
──得体のしれない!? え~っと、確認ですが、それが赤ちゃんの種だというのは分かってますか?
あき「は? え? 何? あの白いのが赤ちゃんになるんですか!? だって精子ですよ? オタマジャクシみたいなのがいっぱいいる液体が精子って言うんですよね? 学校の保健体育の時間に顕微鏡の映像を見たから知ってます!」
──いや…。それを知らなかったとは、ちょっとした事件ですよ。もしかして、赤ちゃんはコウノトリが運んでくると思ってる?
あき「あはははは…それはないですよ~。赤ちゃんは生で挿入すると何かが感染してできるんですよね?」
──感染って…ウイルスか何かと間違ってない?
あき「え~、違うんですか!? やだぁ、今知りました。危ないじゃないですか!」
──玩具はちゃんと使えましたか? あれも使用方法を間違えると危険ですよ?
あき「どれが正しい使用方法なんですか? 私、電マっていうのはおばあちゃんの家で見たことがあったんですけど、肩とか腰にあてるものだと思ってて…。はっ! もしかしておばあちゃんも!?」
──あ、ゴメン。それはない。電マはあきちゃんが思ってる使用方法で本来はあってます。AVでは違うけど。
あき「よかった~。ビックリしましたよぉ!」
──もっとお話ししたけど、混乱させたら悪いし、今日の性教育はここまでにしましょう。今後、挑戦してみたいことは?
あき「え~っと、何があるのか分からないので何と答えたらいいのか。マネージャーさんからお勉強をした方がいいと言われて、事務所にあったDVDを観たんですけど、難しそうで私にできるかどうか…。でも、まずはフェラをしっかりお勉強したいです!」
──コスプレというジャンルもありますが、興味はない?
あき「あります~。コスプレは好きです。それを着てエッチしたことはありませんけど、友達とプリクラは撮ってました。エヴァが好きなので、アニメ系のコスプレがやってみたいですね。ハルヒとかけいおんとか、かわいいのがいいです。今ハマっているのは『進撃の巨人』なんですけど、それはコスプレできないですよね?(笑)」
──将来的にはまた芸能の仕事に復帰したいですか?
あき「したいですね。お芝居が好きなのでドラマに出たいと思います。アイドルの方はどうでしょうね…歌がちょっと。音声を加工してくれるならまた歌いたいです(笑)」
──最後にメッセージをどうぞ!
あき「何もできない私ですが、一生懸命頑張りますので応援してくれたら嬉しいです♪」
AV界史上最高のウブッ娘に出会い、そういえば、昭和時代のアイドルはこういう子ばかりだと信じていたな~とノスタルジックな想いにふけってしまった筆者。きっと、彼女のデビュー作を観た誰もが青春時代の純粋だった自分に帰れるのではないだろうか。
失敗すら大きな声で笑い飛ばす強靭な心と、負けず嫌いなくせに無邪気すぎるチャレンジャー・陽ノ下あきちゃん。最高に愛らしい18歳の等身大の姿を、たくさんの大人たちに観てほしい。その眩しさに驚かされるはず!
(取材・文=文月みほ/写真=尾藤能暢)
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