「本当に芹那最悪でしょ!?」 嫌な女を演じた芹那を内村光良が「ハマり役」と絶賛

※イメージ画像:『芹那 Eden【Blu-ray】』ラインコミュニケーションズ

 深夜に放送されて人気を博したことから、ゴールデンタイムに進出した『内村とザワつく夜』(TBS系)。同番組は、人間関係の苦労などが多く”ザワザワ”しがちな女性たちのためのバラエティで、MCをウッチャンナンチャンの内村光良、アシスタントを枡田絵理奈アナが務めている。

 ゴールデン進出後、初の放送となった22日は、「私の隣の嫌な女に一言言ってやりたいスペシャル」として、視聴者から寄せられた実話を紹介。罪をなすりつけてきたママ友や、勝手に携帯を見るバイト仲間などのエピソードをIMALUや雛形あきこ、さらにオードリーらの芸人が女装して再現した。中でも秀逸だったのは、「私の恋を踏みにじった女」で悪女役を演じた芹那だろう。

 内容は、女子大生のトモ子とその親友を演じる芹那の恋愛もの。トモ子にはサークル内に気になる男性・大輔がいるが、芹那はトモ子の好意を知りながら大輔と連絡先を交換させ、さらにトモ子からメールを送らせる。さらに「大輔、ギャルっぽいのが好きなんだって」「メイク変えたら?」とけしかけ、その後も「告白しちゃいなよ」と、気乗りしないトモ子に告白させることに…。

 大輔からは「ありがとう」「でも、彼女がいるんだ」と返信が来たことでトモ子は落ち込むが、その直後「…合格」とニンマリする芹那。「さすが私の彼氏」「浮気する人じゃなくて良かったぁ」と衝撃の告白をするのだ。彼氏がモテるために浮気するか心配だったので「トモ子を使って試させてもらっちゃった」と、悪気のない様子で明かす芹那。ギャル好きというのも嘘のようで「大輔の気持ちが試せてよかった」「ありがとうトモ子、お疲れ様!」と言い放つと、スタジオでは「芹那ぁ!」「本当に芹那最悪でしょ!?」という声が渦巻いた。

 内村がゲストの石原さとみに「さとみちゃん、いかがですか?」と話を振ると、石原は「本当ムカつく! やだ~」と発言。そこで「芹那にムカついてる…?」とたたみかけた内村は、まわりから「(芹那が演じた)役ね!」とフォローされると、「あの子、ハマり役なのよ!」と絶賛していた。

「芹那といえば“芸能界一のモテ女”として、フットボールアワー・後藤輝基やバカリズム、麒麟・川島明、ピース・綾部祐二などの芸人から口説かれたと言われ、サッカー日本代表の長友佑都や小池徹平ともウワサになりました。しかし、その目的は常に話題を振りまくことで、短時間で稼げるイベント出演を増やすための計算だともいわれており、バカリズムに至っては『なにそれ。超うそじゃん』と完全否定していたこともありました。世間的にはすっかり計算高い女、小悪魔という印象が強いですが、そういった世間のイメージを集約させたような役柄はリアルすぎてこわいぐらいでしたね。内村をはじめ、芹那を糾弾するようなスタジオの一体感がすごかったのですが、その場にいないのに、これだけの存在感を出せる芹那の“悪女ネタ”は、すでに“芸”の域ですね(笑)」(芸能ライター)

 芹那といえば、以前にキンタロー。から普段は声のトーンが低いことを暴露されたり、お土産をもらった際には「うれしい~、毎日つけるね~」と喜んでいたにもかかわらず、後日テレビで「正直このお守りいらんかった」と発言するなど“リアル二枚舌”のエピソードがあり、“テレビ用のキャラ”が非難されることも多い。

「親友のことを思っているフリをしながら、実はその気持ちを利用していたという設定も、『芹那なら、さもありなん』と説得力がありましたね(笑)。自分がそういった目で見られ始めているということは、当然本人も自覚していると思いますし、こういった仕事を受けること自体、もはや開き直っていると言ってもいいでしょう」(同)

 一時は「すぐに口説いたとか言われる」と芸人から敬遠されているといわれ、元SDN48のメンバーの中では一番の売れっ子となったことから、やっかみも多いといわれている芹那。その化けの皮も徐々にはがれてきたようだが、今回のように開き直るぐらいの“したたかさ”がなければ、芸能界では生き残れないのかもしれない。
(文=津本ひろとし)

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