「女性経験が少ないと思われるのは避けたい」男性へ 経験は●●でカバーしろ!

※イメージ画像 photo by linkyca from flickr

 「女なんて、朝飯に出てくるスクランブルエッグのようなものさ」という、ジゴロ的な男なら問題ないが、かたや「ああ、素人の女の子とやりたい! やりたい!」と力みまくっている男性も世の中には多い。つまり、女性経験が少ない男性だ。

 そんな男にとって、意中の女子に「女性経験が少ない」と悟られるのは致命的。たとえ相手の女子はそれをネガティヴに捉えなくても、男自身が「経験が少ない」と思われることを極端に嫌う。結果、どんどん弱気になり、その子へのアプローチも鈍っていく。

 モテたいけど経験の少ない男性にとっては、「自分の経験のなさ」が大きな重荷になっていることは間違いない。だからこそ、そんな男たちの経験のなさをカバーする術、もっといえば、「経験が少ない」と思わせないコツを提案しなければならない。別に「女性経験が豊富」と思わせる必要はない。あくまで一般的な女性経験、つまり素人童貞ではないと思わせれば十分なのだ。

 まずはトークの場面から考えていこう。女性経験の少ない男にありがちなのは、基本的に受け身のトークになること、あるいは決してレールを脱線しない既定路線の質問を投げかけること。たとえば飲み会の場なら、自分から質問することはまずない。であれば、シンプルに自分から質問、しかも思い切った内容を聞いてみるのが良いだろう。

 たとえば、「今日のお昼は何食べたの?」という質問をあらかじめ用意しておく。そしてそれを何の脈絡もなく発動させる。飲み会ならば、他の男が「何で急にそんな質問?」と突っ込んでくれるだろう。それで御の字だ。2人きりの場合も、先の質問に対して「え、急に?」と突っ込んでくれるかもしれない。もし質問した男の表情があまりに堅いと、女の子もマジメに「え、ペペロンチーノだけど…やだ、もしかしてお口臭い?」と聞いてくるかもしれない。そしたら、「いや、別に。ちなみに俺は明太子スパゲッティ。惜しかったね」と返せばいい。

 女の子は当然困惑する。訳の分からない会話だ。でもそれでいい。相手が困惑するような質問を平気でする男は、それだけ女子に緊張感を抱いていない。つまり、少なからず女子への免疫が高いと意識させる。

 もちろん、ナチュラルな会話で“女慣れ”を醸し出せるならそれに越したことはない。しかしそれが出来ない人は、事前に訳の分からない質問を用意して、ぶっこむのが安全だ。相手は「不思議な人」と思うだろう。だが、「不思議な人」という評価は「女慣れしていない人」という評価よりずっといい。モテるのは、女子に動じない不思議な人なのだ。

 さらにボディタッチにも工夫が必要。女性経験の少ない男性は、ボディタッチを狙いすぎる。これはダメ。まず自分からはあからさまなボディタッチをしないように。身体も無意味に近づけない。これではむしろ女性経験がないことを強調しているように見えるが、それでいい。ボディタッチに集中しすぎているような成人男性は、結局、一般論を抜け出せていない。触ることに執着しない態度こそ「慣れ」を強調させるのだ。

 そしてもし、相手の女子が少しでも自分の身体にタッチしてきたならチャンス。今まで一切こちらから触らなかったのに、相手の触れた手にすぐさまタッチし返そう。むしろ手を掴んでしまおう。これがいわゆる「ボディタッチ返し」。こんな大胆な行動は、確実に女慣れのイメージを植え付ける。勇気のいる行為だが、最初にやると決めておけば問題ない。最悪、事前に男友達で練習すれば大丈夫だ。

 トークといいボディタッチといい、いささか「やり過ぎ」な方法と思うかもしれない。でも、そのくらいしなければ「女性経験が浅い」というイメージはぬぐえないのである。普通の会話をしたり、普通のボディタッチをしたりでは、己の経験値をごまかすことはできない。それほど女子の目や嗅覚は肥えているといっていい。

 最後はエッチへの持っていき方。これは経験のない者にはもっとも難易度が高く、カバーするのも難しい。細かな作戦を練ったところで、どうしてもあるポイントでつまずくだろう。それならひとつの提案がある。いっそのこと、酔って寝てしまえばいいのではないか。そのためにはカラオケがロケーションとしてベストだ。飲んだ後カラオケに行って、いいムードになったら相手がトイレに行った隙を狙って寝たフリ。こうすればまず自分でその後の展開を選択することを放棄でき、しかも相手にとっては、一人で帰らせることもできない。相手に多少の好意があれば、向こうからエッチの出来そうな場所へと移動する目が出てくる。もしくは終電を逃して一緒にいてくれる。大切なのは、「無理、帰れない」と男が言い続けることだ。

 なんとも最低な作戦。しかし色恋沙汰とはそういうもの。きれいなゴールを決めるのは、もっと経験を積んでからでいい。まずは泥臭くていいから、とにかく一点取ることが大切ではないだろうか。
(文=トビタシンイチ/ブログ「トビタシンイチのエロ探検記」

トビタシンイチ
日夜エロネタを求めて風俗・合コン・ナンパに挑むエロ探検家であり、ライターとしてさまざまな失敗エピソードを紹介している。国内有数の早漏男子という顔も持つ。

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