ぽっちゃり女子が人気なのは男として納得だが、「ぽっちゃりも行き過ぎればただのデブ」であることを忘れてはならない。特に、「俺、ぽっちゃり好きだからあのくらいの体格はアリなんだよね」と言っていたのに、いざ脱がしてみたら「ただのデブじゃねーかよ!」と思わず叫んでしまうパターンはあまりにつらすぎる。
女子は自分のスタイルにおける弱点を隠すのが本当にうまい。そしてその隠ぺい工作は簡単には見破れない。やっと2人の距離が縮まってきて、何気なく背中を触った時のブヨブヨ感。プヨプヨならいい。プニプニでもいい。それなら先ほどいった「ぽっちゃり女子」だから好物だ。でも、ブヨブヨ、ブニブニはまずい。最悪の場合、下半身が起動しないケースさえ出てくる。だからこそ、女子の本当のスタイルを見極めるコツを知っておかなければならない。もちろん、「タッチせずに見極めるコツ」だ。
この手の話でよくいわれるのが、「足首を見ろ」というもの。間違ってはいないが、あまりこれを過信しない方がいい。足首は脚の太さの目安にはなるかもしれないが、上半身のふくよかさは必ずしも反映されない。事実、先日も「脚のきれいさ」が印象的な女の子が、いざ脱いだら三段あるいは四段のお腹を披露され焦ったばかり。これは信じすぎてはいけない。
まず見るべきは二の腕。それも、みんながもっとも触りたがる中心部ではなくその少し上。脇の下と言った方が正確かもしれない。経験上、脇の下から一気にパンパンしている二の腕の持ち主は、上半身に危険信号が灯っているといっていい。もちろん、そのまま肩までガッチリしていたらアウトだ。肩回りという、脂肪の付きにくい場所がパンパンなら、お腹にもその状況は派生しているだろう。
しかし、もっと確実な方法がある。それはお腹を見ることだ。「お腹が見れないから困ってるんだよ」という声も聞こえてくるが、とにかく聞いてもらいたい。もちろん、女子のほとんどはお腹を隠すことに尽力している。大抵は、お腹のあたりがフワッとした服を着て上手にごまかす。だから男はラインが分からない。
だがチャンスは背後にある。もっと細かくいえば、女子が座っている時の後ろからの視点だ。女子が座って、前の机に肘を置いた時が最大のチャンス。その瞬間、背面のラインが少しだけ浮き彫りになる。そして、腰回りの肉付きが少し分かる。
さらに、女子が少しでも身体を横にひねれば、そのラインはなおくっきり分かるようになる。だからこそ、女子が気付かぬように後ろから腰回りをチェックする機会を作らなければならない。
たとえばトイレから帰ってきた時、意中の女子の後ろに周りそのラインをチェックする。その時、携帯を見るフリをして、しばらく後ろにいよう。あるいは斜め後ろに立った状態で、場の誰かに話しかけてもいい。するとターゲットの女子は少し身体をひねって後ろを見ようとするだろう。これがチャンス。最大のチャンス。三段腹を回避できるかは、この一瞬にかかっている。
少しでも女子が体をひねれば、必ずお尻の少し上部分のラインが明らかになる。ここを見逃してはいけない。
脚の太さを見極めるには、やはり足首が重要。特にパンツスタイルの女子は、かなりきつい締め付けのパンツで脚を実際より細く見せていることもある。そういう女子はまず足首を見るべきだろう。
問題はロングスカートの女子。これは脚全体のシルエットも分からないし、足首も見えにくい。こういう女子はどうすればいいか、といわれると正直かなり難しい。ただ、これもイスに座っている時であれば、わずかながら脚が浮き立つ可能性もある。または階段だ。階段を上る時、女子の太ももの部分をきちんと見ておこう。少しでも太もものシルエットが浮きたてば、その太さから判断できる。
ひとつ提案するならば、階段でわざと一段飛ばしに上って、「早く来いよー」と女子に言う。「もうー、待ってよー」と女子は言いながら上がってくる。何とも微笑ましい爽やかなシーンだが、残念ながらこれは太ももチェックのための作戦でしかない。急いで上ってくる時は大股になるため、太ももが浮きやすい。ただそれだけを狙った作戦である。
服を脱ぐ瞬間は、まさにエベレストの山頂。そこから見た景色が「あれ、思ってたのと違う…」なんて事態は避けたい。だからこそ、何とかして相手の「本当のスタイル」をチェックしておこう。
(文=トビタシンイチ/ブログ「トビタシンイチのエロ探検記」)
トビタシンイチ
日夜エロネタを求めて風俗・合コン・ナンパに挑むエロ探検家であり、ライターとしてさまざまな失敗エピソードを紹介している。国内有数の早漏男子という顔も持つ。