明石家さんま「えらい2本撮りやった」 酒井法子・中島知子、『さんまのまんま』に連続出演

※イメージ画像:『さんまのまんま~永遠のスター編~BOX2』よしもとアール・アンド・シー

 元オセロの中島知子(42)と女優の酒井法子(42)が、明石家さんま(58)が司会を務める『さんまのまんま』(フジテレビ系)で、それぞれ芸能活動復帰後初のバラエティー出演を果たすことがわかった。番組公式ホームページによると、2人の出演予定は、中島が10月12日、酒井が同月19日となる模様。すでに収録は終わっているとのことで、さんま自身もラジオでこのことに触れ、「えらい2本撮りやった」と感想を漏らしている。

 ネット上では早くも話題になっている中島と酒井のバラエティ復帰。「さすがさんまw」「さんまにしか相手できない」などといったコメントが多く見られ、騒動に揺れた有名人に対するさんまの懐の深さが話題を集めている。もちろん中には「やっぱり芸能界は甘い」「いくらさんまだからといって見たくない」といった意見もあるが、多くのユーザーは、さんまが2人とどんなトークを展開するのかに注目しているようだ。

「中島さんと酒井さんを相手にできるのは、やはりさんまさんくらいしかいないでしょうね。もちろんバラエティという形式でなければ、相手役を務めることは簡単でしょうが、笑いを作り上げる番組で、あれだけの騒動を起こしたタレントを扱うのは大変だと思います。その点、さんまさんにかかればどんな問題でも笑いに変えられますからね。そうしたことには賛否あるでしょうけど、酒井さんは罪を償っているわけですし、中島さんはそもそも悪いことをしたわけではないので、さんまさんもイケると判断したのでしょう。さんまさんなら凶悪犯罪でもない限り何でも笑いに変えてしまいますよ」(業界関係者)

 また、さんまの人柄に直接触れたことのある若手芸人は、こんなことを語ってくれた。

「やっぱり今の吉本というのは、ダウンタウンさんの力が圧倒的に強いんですよ。直接的にどうこうっていうのではないのですが、あの一派に属していないと“よそもの”扱いされるようなところがあるんです。会社全体の雰囲気という感じですね。ただ、そんな中でもさんまさんだけは違って、派閥どうこうを一切気にしない人ですね。自分が面白いと思えば、誰とでも付き合うことのできる人だと思います。実際、事務所を跨いでの交友関係も多いですしね。きっとさんまさんにとっては、事務所や派閥などといった人間関係は何の問題でもないのでしょう。面白いか面白くないかだけがあるのだと思います。だから、今回の中島さんと酒井さんというゲストも実現したのではないでしょうか」(若手芸人F)

 今年4月、洗脳騒動が起きてから約2年ぶりに芸能活動を再開した中島と、2009年11月に覚せい剤取締法違反で有罪判決を受け、執行猶予期間明けの昨年11月に芸能界に復帰した酒井。ともに芸能活動に復帰して間もないが、2人はすでにそれぞれ主演映画がクランクアップしているという状況。中島は、ビッグダディの元妻でタレントの美奈子の自叙伝を映画化した映画『ハダカの美奈子』を11月9日に、酒井は『私の奴隷になりなさい』の亀井亨が監督を務めた『空蝉の森』を来年に公開する予定となっている。

 話題性のあるうちの主演起用という見方もできるだろうが、それぞれ復帰後の芸能活動は順調といえる。そして今回の『さんまのまんま』の反響によっては、今後のバラエティ路線も見えてきた。特に罪を犯しているわけでもない中島に関しては同情する向きもある。いずれまた大きな舞台で活躍することにもなるかもしれない。そして何よりそんな中島に対して、バラエティの道を再び開いたさんまというのはさすがの一言に尽きる。

 前出の関係者たちが語っていたように、さんまの頭にあるのは“笑”の一文字なのだろう。そんなさんまにかかれば、芸能人のスキャンダルなど単なるネタ以外の何物でもないというわけだ。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)

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