いい母親アピール? しかしそれでも衰えない宮沢りえのバラエティ力

※イメージ画像:『美STORY 2011年2月号』光文社

 7日に放送された『しゃべくり007 秋のセクシーしゃべくり2時間SP』(日本テレビ系)に女優の宮沢りえ(40)が出演した。近頃では女優としての活躍が目立つ宮沢の久しぶりのバラエティ登場。しゃべくりメンバーも興奮気味で彼女を迎え、有田など「一番会いたかった女優さん」と大はしゃぎで、つい「もう帰ってもいいんですよ」と言ってしまうほどだった。

 そんな大歓迎を受けた宮沢だが、番組出演は本人の希望だったという。「いつも見ている」「出たかった」との本人の言葉通り、番組内では、デヴィ夫人のものまねを見せたり、しゃべくりメンバーとの即興コントを演じたりと、見事なバラエティ対応を見せた。

「CM美少女として鮮烈なデビューをした宮沢さんですが、その人気と知名度を不動のものにしたのは、『とんねるずのみなさんのおかげです』(フジテレビ系)への出演といえるでしょう。学園モノのコントに出演していたのを覚えている方も多いのではないでしょうか。とんねるずさんに挟まれながら、あどけない表情でかなり際どいことまで言っていた宮沢さんは衝撃的でしたよね。そこで培った経験が、彼女の根底にはあるのかもしれません。今回の出演でもバラエティ的なアドリブは完璧でしたから。今では女優として大活躍の宮沢さんですが、またバラエティの仕事が増えるかもしれませんね」(業界関係者)

 かつて、貴花田(現・貴乃花親方)や市川右近、中田英寿など、各界の大物ばかりと交際の噂が流れた宮沢。その魔性ぶりは芸能界随一とも言われているほどだが、今回の放送での宮沢からは、そんな様子は微塵も見られなかった。むしろ目立ったのは、彼女の見事なバラエティ力と手料理を振舞う姿などからの良き母ぶり。毎日、娘のために弁当を作り、一緒に遠足に行くなどといったエピソードは、魔性の女・宮沢りえというより、これが本当の“りえママ”という印象だった。

 だが、宮沢は今まさに離婚協議の真っ只中にある身でもある。一部週刊誌報道によれば、2012年から離婚協議が始まったものの、両親ともに娘の親権を主張し、いまだに協議が成立していない状態だという。一般的に考えれば、収入もあり、現在娘と一緒に暮らしている母親の親権主張はすんなりと成立しそうなものだが、女優という特殊な職業環境が、その成立を阻んでいるのだろうか。また一部報道によると、今年の春にスクープされた俳優の古田新太との不倫疑惑が、離婚協議を長引かせている一因ではないかともある。

 美少女アイドルとしてデビューして、人気バラエティ番組への出演をきっかけにブレイクした宮沢。その後、数々のスキャンダルでイメージをダウンさせたが、最近では急遽体調不良で舞台を降板した天海祐希(46)の代役を見事務め上げるなどで女優としての評価を著しく伸ばし、再び人気を回復。今回『しゃべくり007』出演で見せた彼女のバラエティ力と良き母ぶりも、彼女の好感度アップに貢献するだろう。大女優という肩書きが似合うようになった宮沢だが、今後もぜひバラエティで活躍してもらいたい。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)

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