「剛力がMCを務めて1年となった『奇跡体験!アンビリバボー』(フジテレビ系)のプロデューサーが『天才』と絶賛したことでもわかるように、製作サイドからの支持もしっかり得ているようです。同番組で共演しているバナナマンの日村勇紀は『毎回楽屋にあいさつしに来てくれる』とその印象を語り、ナインティナインの岡村隆史も他の番組でゲストに呼ばれた際に、自分が席に座るまで剛力が座らなかったことをほめていました。そもそも、超過密スケジュールをこなしているわりに周囲には一切不満を漏らしていないというのも彼女の性格のよさを表しているといえます。その証拠に、一部の若手女優のように現場での態度の悪さや共演者との不仲などは聞こえてこないですよね。最近は『剛力彩芽のかわいい画像見つけた』と昔の写真が掘り起こされたり、『剛力本人じゃなくて事務所の売り方が嫌い』という意見も目立つように、なんだかんだ言ってネット上では愛され始めてきたような気もしますしね」(同)
その露出の多さから、「ごり押し」「すぐに消える」と言われ続けている剛力だが、本人は真面目で礼儀正しい姿勢を崩さないことで、風向きが変わってきたのかもしれない。たしかに主演を務めたドラマ『ビブリア古書堂の事件手帖』(フジテレビ系)が月9史上最低の視聴率を記録したり、出演映画『ガッチャマン』の興行収入の不振などが伝えられたこともあったが、それは当然本人の耳にも入っているだろう。そこであえて「視聴率は気にしない」と言ったのだとすれば、その肝っ玉も素晴らしいものといえる。
(文=津本ひろとし)