現役アイドルが語る“枕営業”の実態 「ファンを裏切って、股を開いてもしょうがない」


 野中に言わせれば、何の意味もないという枕営業。しかし、どんなことをしてでも“売れたい”と思っているアイドルにしてみれば、それも1つの手段と割り切っているのかもしれない。あべの言葉にあるように、「連絡を取っている子」というのは、むしろ、女の子側から積極的に声をかけている可能性もある。そこには、「股を開いてもしょうがない」と切実に語る野中と同じ切実さで「とにかく売れたい」という気持ちがあるのだろう。

 野中を含め、今や無数に存在するアイドルたち。そこから一歩抜け出してメジャーな存在になるのは並大抵のことではない。そんなアイドル業界に当たり前のように存在しているという枕営業。とにかく売れたいと願う彼女たちにとって、枕営業というのは最早身近なものになっているのかもしれない。枕営業の是非について云々言うつもりはないが、せっかく股を開くのなら、きちんと相手を選んだほうがいいだろう。まったく影響力のない人物に体を許したところで意味はない。営業の成果がきちんと数字で表れる必要があるだろう。体と心が傷ついては、それこそ本当の“ケガドル”になってしまう。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)

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