──今回の作品で特に印象に残っているパートはどれですか。
小川 「素顔のハメ撮りセックス」ですね。ハメ撮りはスタッフさんがいないので、すぐにカラミに集中できるんですよ。この作品に出演している男優さんは皆さん何度も撮影で会っている方たちなので、どのパートも自然体でやりやすかったですけどね。
──今回みたいにアドリブ主体のカラミと、役柄を演じるドラマ物ではどちらがやりやすいですか。
小川 台本のあるドラマ物の方がセリフが決まっているのでやりやすいかもしれないです。まだまだ下手ですけど演技は好きだし、いろんな小川あさ美を見せていきたいし、やっていきたいですね。
──AV女優屈指の美尻と美脚を誇る小川さんですが、デビュー当時からスタイルが変わらないですよね。
小川 でも5年前くらいはかなり太って、くびれがなかったです。周りにむっちゃ怒られました(笑)。当時はストレス発散する場所がなくて、スゴく食べちゃったんですよね。それから行ける時は毎日のようにジムに通うようになりました。最近はサボり気味なんですけど…。筋肉質な体に憧れているんですけど、なかなか筋肉が付きにくいから、またジムに通わなきゃいけないんですけどね。
──ここまでAV女優を続けられた理由は何ですか。
小川 「おねマス」を5年間やっていたのも大きかったんですけど、イベントとかでファンの方に会うと嬉しいし、手紙やブログのコメントを読むと頑張ろうって思うし、ファンの方に支えられているのが大きいですね。
──「おねマス」が終わった時は喪失感も大きかったんじゃないですか。
小川 そうですね。ぽっかり穴が開いた感じがして、ちょっと気が抜けた時期もありました。それでジムに通わなくなったのもあるんですよね。
──今でもよく会う恵比寿マスカッツのメンバーはいますか。
小川 最近はかすみ果穂ちゃんやルカリナ(瑠川リナ)と、しょっちゅう会っていますね。お茶に行ったりゴハンに行ったり、そのままお酒を飲んだり。でも二人は「おねマス」が終わってから仲良くなったんですよ。番組をやっていた頃は、ここまで一緒に遊ぶとは思わなかったですね。フィーリングが合うのか一緒に話していると楽しいし、すぐに会いたくなるんですよ。
──今後の目標を教えてもらえますか。
小川 「おねマス」が終わって、主演作が100本に到達して、いろいろなお仕事をやらせてもらったんですけど、さらに違う自分を見せて行きたいですね。もっと演技も追求していきたいし、ファンの方を飽きさせないようにできたらいいなって思います。またバラエティにも挑戦したいですしね。今度は「泣かない女」というキャラクターは嫌ですけど(笑)。
──小川さんは女性ファンも多いんじゃないですか。
小川 恵比寿マスカッツをやってスゴく増えました。手紙にも「本当に大好きです」とか「あさ美ちゃんみたいになりたいんですが、どうしたらなれるんですか」とか書いてくれて本当に嬉しいんです。いつか女性ファン同士で女子会もやってみたいですね。
──最後に自分にとってファンはどういう存在ですか。
小川 エネルギーというかパワーですね。手紙も住所が書いてあれば、できるだけ返すようにしているんです。それが文通みたいで楽しいんですよね。
(文=猪口貴裕/写真=辰巳ちえ)
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