ネット上で、吉報・朗報として伝えられている北川の処女カミングアウト。もちろん、その真相はわからないが、結婚の話題に続いて発せられた「27年間なにもなかった」という彼女の言葉を素直に受け止めるなら、結婚というものを本気で考えた交際はなかったということだろう。もしくは、結婚を意識した交際は、これまでになかったということに違いない。それを処女宣言と結びつけるのは少々無理がある。
しかし、そんな風に思わせるほど、北川景子という女優は、あれだけの美貌を持ちながら、どこか地味で野暮ったくもある。それは先ほど記したハムスター食いを“つい”してしまうような無防備さからくるのだろう。さらに、有名な話だが、ドラマのオーディションで一芸として芋版を提出したというエピソードなどは、彼女の地味さを浮き彫りにしているのかもしれない。
また、この日の会見でも話していたが、女子校出身の彼女は、「男性にも『よぉ』とかいっちゃう。全然モテないなぁ」という。そんなサバサバした性格の彼女だからこそ、今回の処女騒動が巻き起こったのだろう。ともあれ、女優というのはファンに夢を売る仕事。実際のところは不明だが、あの北川景子が処女という話には大きな夢がある。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/)
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)