初々しい10代の少女たちが制服姿、水着姿、果ては下着姿でガムシャラに踊り歌うさまを日々応援しているAKB48ファンたちは、時に『ロリコン』のレッテルを貼られてしまうこともある。しかし、実際の主要メンバーたちは18歳以上が多く、内面はともかくカラダはすっかり大人である。そんな彼女らの中で“成熟している”ひとりが、女性用下着通販会社の「PEACH JOHN」広告塔にも起用されている小嶋陽菜(25)だ。
小嶋は8月21日から放送されている同社新商品「ドリームブラ」のテレビCMに出演中だ。ブラジャーを付けた瞬間に夢の世界へトリップする小嶋。柔らかいラベンダー色の下着姿で、ぬいぐるみのくまやおもちゃの車が走るアニメのようなカジュアルな街なかを練り歩く。その後目覚めると突如下着姿での撮影が開始されるのだが、そちらも夢。ラストには、ベッドの上に下着で就寝している姿が収録されているというポップなストーリーになっている。今春に放送された同社のCMでは、パーティ会場に入る前にロングドレスが脱げ、大勢のパパラッチに凛々しい黒のランジェリー姿を撮影されるといった刺激的な内容だったが、今回は若干柔らかい作りになっているようだ。
「前回のCMは、大勢の前で堂々と下着になるストーリーが『男性目線で作りすぎ』と批判されました。ファンからも『下着CMなんてヨゴレ仕事』と残念がる声も聞こえ、グループ内で“脱ぎ要員”が定位置となっていた小嶋ですが、今回は全体的に控えめな作りになっており、女性受けを一番に考えているのではないでしょうか。板野友美、篠田麻里子など、同世代の人気メンバーたちが次々と卒業していますし、小嶋も自身の卒業の日が近づいていると感じているはずです。卒業後の活動を考えるならば、女性からの印象が良くないと人気が継続しないのは目に見えています」(女性誌記者)
これまでAKB48のセクシーアイコンとして活動してきた小嶋だが、そろそろ卒業後を見据えて男性向けよりも女性受けする活動にシフトしているのかもしれない。そんな脱がされることに抵抗がないように見える小嶋とは対照的に、“脱ぎNG?”とも言われ、ビキニなどもあまり着用せず、肌の露出が少ないのがグループ総監督の高橋みなみ(22)だ。
高橋は、西野未姫(14)、小嶋真子(16)、加藤玲奈(16)、岩田華怜(15)らとともに、「大江戸温泉物語サポーターユニット・高橋みなみと温泉娘」として、イメージキャラクターに就任。現在、同公式サイトで「湯船」物語編と「浴衣」物語編の動画が公開されている。「湯船」編では、浴場が舞台となり、西野たち4人は湯船に浸かり温泉を堪能しているのだが、高橋だけは一人足つぼマッサージを受け、入浴シーンは見せずじまいとなっている。
高橋はメンバーたちから、「他人にハダカを見せることが苦手で、一緒に風呂に入浴することを拒む」と暴露されている。水着グラビアでもビキニ姿を見せることは稀で、高橋がビキニをNGしていることに対しファンの中では、「タトゥーを入れているから?」「剛毛だから?」「下腹部に大きな手術痕や傷がある?」などと議論されていた。
「高橋は他のメンバーたちがビキニで踊ったりグラビアを撮影するときも、パンツスタイルやパレオ付きの水着などで下腹部を隠す衣装を着ることが多いですね。その理由についてウワサは多々ありますが、今は画像編集ソフトで修正できる時代ですので、傷やタトゥーではないでしょう。彼女があまり肌を露出しない理由はコンプレックスだという説が根強いです。22歳という年齢からすれば幼児体型ですし、豊満なカラダを持つ大島優子や全身に程よく肉のついた熟女体型の小嶋、華奢な手足に似合わぬ爆乳がウリである柏木由紀らとどうしても比べられてしまいますからね。しかし、そもそも高橋は“AKBの魂”と言われるほど、グループ全体の精神的支柱ですからね。ビジュアル的な部分はファンもそれほど多くは求めていないのでは?」(芸能ライター)
ビキニ姿になることに抵抗を見せる高橋は、アイドルに純粋さや少女的な清純要素を求めるファンにとっては貴重な存在だとも言える。以前は、アイドル・若手女優・グラドルには区分があり、それぞれに住み分けができていたが、AKB48はその垣根をぶち壊したグループとしても知られている。脱ぎメンで一般の男性層を取り込み、脱がない清純メンでアイドルヲタクを確保し続け、幅広くファン層を集めることができるのもまたAKB48の魅力のひとつなのかもしれない。
(文=木嶋陽介)