イベントへのゲスト出演も多く、現場の記者からは「週に1度は見ているので、もう見飽きた(笑)」などといった声も聞こえてくるほどの露出を誇る、剛力彩芽。ドラマやバラエティーなどで幅広く活躍し、7月10日には「友だちよりも大事な人」での歌手デビューも控えている。上戸彩の後継者として事務所から猛プッシュされての露出増だが、ネット上ではこれを良しとせず、「ゴリ押し女優」と揶揄されることも多い。実際には人気がないにもかかわらず、事務所の力で露出が増えているにすぎない、というのだ。
ネットでの剛力バッシングは止まる気配もないが、「週刊文春」(文藝春秋)では剛力彩芽のデビュー曲に酷評が殺到し体調不良になっていた、という記事が掲載された。
事務所関係者によれば、剛力はネットで叩かれていることを気にしており、仕事のプレッシャーと重なり一時は食事も取れなくなるほどだったという。あまりにも剛力がネット上の評価を気にしてしまうため、事務所は一時『2ちゃんねる閲覧禁止』という措置をとったようだ。また動画サイトYou Tubeで先行公開したデビュー曲が酷評され、低評価を気にかけた剛力は、ミニライブと握手会で全国を回る予定だが『怖い』と話し、ストレスで体調を崩した、ともある。
「剛力が行なっていたのは、自身の名前をGoogleなどで検索するエゴサーチという行為かもしれませんね。個人情報がいつの間にか漏洩しているのを防ぐために定期的に行うことが奨励される一方、誹謗中傷を目にしてしまう可能性もあり、インターネット依存症の一つの症例とされています。今回の報道を受けてネット上では、剛力がバッシングで凹んだことよりも“所属しているオスカーの関係者や本人が2ちゃんねるを見ている”という事実で盛り上がっています。自分たちを認知してもらえてうれしいという声まであるようです。オスカーは、基本姿勢として悪評も人気のひとつと捉えているとも聞きます。まず、知名度が高くなければ、騒がれもしませんからね。このように騒がれるのもオスカーは織り込み済みのはずです。また剛力がこんなことでは潰れないという自信もあるのでしょう」(芸能ライター)
芸能人として活動している以上、称賛の声とともにやっかみ、ひがみの声が上がるのは当然だろう。だが、剛力と同じくオスカーに所属する武井咲は、ハードスケジュールと低視聴率女優のレッテルを貼られたため、軽いうつ病を発症したとも伝えられている。剛力にも心配の声が寄せられるが、ネット上での評価とは違い、アーティスト名などの楽曲情報を伏せた状態で純粋な音楽ソースを渋谷の女子高生たちに試聴評価してもらう「kurucoreランキング」では、剛力のデビュー曲が見事1位を獲得している。
ネット上とリアルの世界での評価に差があるようにも思える剛力。当然ながら、ネットの声=世間の大多数の意見ではない。剛力には批判をものともしない活躍をしてもらい、いずれは「過去にバッシングを受けていた」と笑い飛ばせるような大物になってもらいたいものだ。
(文=本山文七)