“超能力者”の助言を鵜呑みにした? レイザーラモンHG、モデル転身の陰にある計算

※イメージ画像:『YOUNG MAN』よしもとアール・アンド・シー

 いわゆる“一発屋芸人”として一世を風靡した芸人・レイザーラモンHGが6月1日、突然のモデル転向を発表したが、その陰には“超能力者の予言”があったという驚きの背景を「女性自身」(光文社)が報じている。

 最近では相方のレイザーラモンRGが“あるある”ネタでその言葉のセンスを俳人・俵万智に絶賛されるなど芸人として注目を集め始めている一方、HGは、ムーディ勝山、ダンディ坂野など、かつての“一発屋芸人”らと『アメトーーク!』(テレビ朝日系)に出演し、再度注目が集まることもあったが、その注目度はブームの頃の比ではなくなっているといえるだろう。

 記事によればHGは185センチの長身を活かし、芸人としての活動を続けながらモデルとしても活動を開始していくという。ニュースサイト『お笑いナタリー』によれば、すでに雑誌「RUDO」(マガジン・マガジン)がHGにモデルとして出演を依頼しており、モデル宣言して間もない今月5日は、初仕事としてその打ち合わせが行われたようだ。サイト上に掲載されている写真にはトレードマークのサングラスもボンデージルックも身にまとっていない、新人モデルとしてのHGが写っている。

 妻の杏奈さんが「女性自身」に語ったところによれば、そんなHGの転身の背景には、ハワイ在住のベトナム人超能力者からの「今すぐモデルに転身しなさい!俳優の仕事にも力を入れなさい。そうしたら5年以内にハリウッドに行って200億円稼げる」と断言されたことがあるというのである。その超能力者は、他のタレントも、ただ彼女に会うためだけにハワイに赴くほどの“超能力”を持っているらしく、“占い”ではなく10年後や20年後のビジョンが見えるとさらに杏奈さんは語っている。超能力者には、HGがハリウッドに行って億万長者になるビジョンが見えたのだろう。

 一発屋芸人として脚光を浴びた頃と比べれば、収入面でも不安があるため、“超能力者”の進言にすがったのだろうか。

「いや、一発屋芸人は最近では深夜番組でそのブレイク時と現在の格差を語って笑いを取るなど、かつてよりはバラエティでも需要がありますし、なんといっても顔が一気に売れたため、ブレイクが終わっても地方巡業やCMなどで稼ぐことができます。実際ダンディ坂野は2012年、8社からCM起用されており、年収はブレイク時とひけをとらないのではないかともウワサされている程です。HGは、隠れ男前の上に絵が異様に上手いなど多才な面がある。本人も色々と仕事の幅を広げたいと常々思っているところに、こういった話があったというだけなのではないでしょうか」(芸能ライター)

 “超能力”は目に見えない力であるため、昔も今も、常にその信憑性が問われるものである。本当に“5年後に200億円稼げる”かどうかは、実際のところ未知数ではあるだろう。しかしHGはそれも織り込み済みで、むしろモデル転身の際に少しでも話題に上り、モデルとしてのHGを認知させようとした計算の結果だったのかもしれない。
(文=近藤チカゲ)

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