著:林下美奈子/講談社
大家族ドキュメンタリー『痛快!ビッグダディ』(テレビ朝日系)の“ビッグダディ”こと林下清志さん(48)の元妻・林下美奈子さん(30)の周辺が騒がしくなっている。今年4月に清志さんと離婚した美奈子さんは、直後に写真週刊誌の袋とじグラビアでセミヌードを披露し、今月2日には過去のDV経験や清志さんとの性生活などを赤裸々に綴った告白本『ハダカの美奈子』(講談社)を出版。本家である清志さんの著書『ビッグダディの流儀』(主婦と生活社)は15万部というヒットになったが、美奈子さんの著書はそれをしのぐ20万部突破を記録している。
この大フィーバーによって美奈子さんに興味を示したのがAV業界。当初は「“ビッグマミィ”をAVに出せば売れるんじゃないの?」といったジョークが飛び交っていただけだったが、著書の大ヒットによって「絶対にカネになる」という確信が生まれ、業界スカウトたちが本気になっているという。
「美奈子さんが引っ越した宮崎県では、各メーカーやプロダクションから通達を受けた怪しげなスカウトたちが既に動き始めているようです。美奈子さんと関係を持って説得しろという通達まであり、地元のチンピラのような連中まで動員されているようですね。AV業界では熟女モノが盛り上がっているだけに、ビッグネームの獲得に血まなこですよ」(AV関係者)
しかし、美奈子さんの著書は最終的に30万部以上の売上になると見込まれており、印税は単純計算で4,000万円近くなる。また、美奈子さんは芸能界入りにも興味を示しており、各芸能事務所が獲得に動いていると伝えられている。タレント転身となれば、今までのようなドキュメンタリーだけでなく、コメンテーター業などにも進出できるだろう。セミヌードですら家族にショックを与えてしまったと反省している彼女が、経済的に困ってもいないのにAVに出演するとは思えないが…。
「タレント転身に関しては、テレ朝が『他局に出演しないでほしい』と横やりを入れ、美奈子さんもテレ朝に気を使っているため話が進んでいない。テレ朝としては商品価値があるうちは囲いこんでおきたいのでしょうが、勢いのあるうちに多くのメディアに出演しておかないと、すぐに人気は沈静化してしまう。その頃にタレントになりたいと言っても、誰にも相手にされない。また、4,000万円の印税があるといっても、6人の子どもを育てるというのは何かと物入りになる。今すぐにAV出演はなくとも、時間を掛ければ数年後には話に乗ってくる可能性も十分にある」(前同)
ある業界関係者は「カネも重要だが彼女の自己顕示欲は相当なもの。直球のAVではなくソフト路線のアダルトイメージビデオなら口説ける」と自信をのぞかせている。また、出版業界でも「講談社との契約切れを待ってフルヌード写真集のオファーを出す」と息巻いている関係者は多い。
確かに美奈子さんの「自己顕示欲」は強そうだ。「東スポ」のインタビューに応えた彼女は、テレ朝の番組継続について意欲を示しており、「番組の人たちと仲良いし、番組自体で嫌なことがあまりないので。むしろいろんな人と出会えたりとか、良いことの方が多いので、私はやりたいと思いますね」と発言している。ビッグダディ番外編として、宮崎で奮闘するビッグマミィの姿を追う番組が制作されても不思議ではない。そうなれば、ますます美奈子フィーバーは盛り上がるだろう。
まさに今が旬のビッグマミィ。出版記念イベントでは「夫婦仲は良かった…」とポツリと話し、現在も3日に1度は連絡を取っていると復縁の可能性をにおわせる発言もしており、話題性を継続させる抜かりのなさを発揮している。芸能界・出版界・AV業界を巻き込んだビッグマミィ狂想曲はしばらく続きそうな気配だ。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)