俺』hachamaより
保田圭の結婚、飯田圭織の出産と、おめでた続きの元モーニング娘。だが、16日発売の『女性セブン』(小学館)で、矢口真里夫妻の別居が報じられて話題になっている。
今や「奥様タレント」としての地位を確立して公私ともに充実していると思われた矢口真里だったが、収入に格差のある夫の仕事が順調になるまでは、自分が仕事を優先して家計を支えようと考えて子作りはセーブしていたという。ところがそんな彼女に対し、夫の中村昌也は早く子供を作るために矢口の仕事の方をセーブしてほしいと希望していたことから夫妻の仲に亀裂が生じ、ついに別居に至ったという。
この報道を受けて、中村の所属事務所は「ささいなことで喧嘩になり、頭を冷やしているだけで離婚はない」という内容のコメントを出しているが、矢口は「都内の実家に戻った」のではなく、実家近くに新居となるマンションをすでに借りている。頭を冷やすためだけに、わざわざ二人で住んでいた高級マンションを出て新たに物件を借りるという行動に出るだろうか、ということで、ネット上では様々な憶測が乱れ飛んでいる。
矢口といえば、ブレイク前の小栗旬とのスキャンダルでモーニング娘。を卒業したものの、その後、小栗が俳優として急成長したことで、「男を見る目がある」「あげまんだ」と株を上げた珍しいアイドルでもある。だが彼女と結婚した中村昌也は残念ながら、バラエティ番組などのバーター出演はあるものの、俳優としてはなかなかブレイクに至らず、矢口の「あげまん」パワーも発揮されていない状況だ。
仕事上は明らかに矢口の方が“売れっ子”であり、子育てをするにしても経済的なことを考慮すれば「先にたくさん稼いでおきたいし、育児休暇後も芸能界に戻れるようポジションを確保しておきたい」と彼女が仕事に尽力するのは至極当然の流れ。自分が頑張ろうとしている矢先に、夫から「仕事なんかセーブして早く子作りしよう」と言われたら、愛想を尽かしたくもなるというものだろう。
まして、同じモー娘。既婚組を眺めると、辻希美の夫は俳優の杉浦太陽、中澤裕子の夫はIT会社の社長、藤本美貴の夫は芸人の庄司智春、保田圭の夫はオーナーシェフと、それなりの社会的地位や収入が保証されている面々と結婚している。現在はバラエティタレントとして順調に活動している矢口だが、後輩の道重さゆみや嗣永桃子、あるいはAKB48の卒業メンバーやアイドリング!!!菊地亜美など、バラエティ適正のあるアイドルは次から次へと輩出されている。これを鑑みれば、まだ矢口の地位が安定しているとは言い難い。
「軽い夫婦喧嘩で深刻な話ではない、ということになっていますが、矢口側は夫との価値観の違いに相当悩んでいるようです。中村が俳優としてもう少し売れて、収入格差を是正し、価値観も変えていかなければ、夫婦仲は危ないと思いますね。もちろん“奥様タレント”としての肩書きと需要がある限り、矢口も離婚はしたくないでしょうが、バツイチタレントというのもそれはそれでバラエティ的にはオイシイ。一方の中村は年下とはいえもう27歳。20代後半から30代前半の世代の俳優は非常に層が厚く、ジャニーズ系から非ジャニーズの実力派までがひしめき合っています。ここに割って入り、人気俳優にのし上がるのは、相当大変でしょうね。むしろ飯田圭織の夫(元7HOUSEのケンジ)のように、芸能界を辞めて別の職業についたほうが、関係修復のためにはいいのかもしれません」(芸能ライター)
今年の初めまでは、メディアでのろけ話やブログでの仲むつまじい写真なども見聞できた二人だが、4月の中村の誕生日には、矢口はブログで祝福メッセージこそ出したものの、一緒に過ごすことはなかったようだ。
公表通りの「ちょっとした夫婦喧嘩」で済むのか、それとも飯田や保田の祝賀ムードが一段落したころに、決定的な報道が出てしまうのか…。古巣のモー娘。は2曲連続でオリコンウィークリーチャート1位を取るなどようやく人気復興の兆しを見せているが、先輩たちの動向が気になるところだ。
(文=潜水亭沈没)