元カレはコソ泥!? 大林素子ら、ダメ男にハマる女たち

※イメージ画像:大林素子
オフィシャルブログ「モトコレ!」より

 12日に放送された『爆笑 大日本アカン警察』(フジテレビ系)の中で、「男運が一番ないのは誰?SP」が特集され、芸能界屈指の“ダメ男好き女”として有名な大林素子(45)遠野なぎこ(33)保田圭(32)手島優(30)バービー(29)が揃って出演。それぞれ悲惨すぎる恋愛エピソードを披露し、誰がもっともダメ男と交際していたのか争った。

 見事(?)、満場一致で男運がないと言われたのは大林。その理由は、交際当時は生活費も渡し、40万円ものお金を貸していたのに、空き巣を装って20万円取られたからというもの。大林自身は、「そんな人じゃない」「十分なお金も渡していたんだから、そんなことするはずない」と言っていたが、捜査した警察からも「身内の犯行でしょう」と言われ、その後音信不通になり、疑いは濃厚だという。スタジオでも「絶対その男が犯人」と言われていたが、大林は頑なに首を振って、「頑張っている人はキラキラ輝いていた」と見当違いな発言を繰り返していた。

 生活費を援助し、完全なヒモ状態で、その上、空き巣を装って現金を取られた可能性を指摘されてもなお、大林はその元カレを擁護する。普通に考えれば、どうしてそんな男と交際していたのかという根本的なところに疑問が湧くが、どうもダメ男と交際する女性たちには、そうした普通の感覚が通用しないらしい。

 同番組に出演していた遠野も、いきなり自宅に転がり込んできた彼氏が「クローゼットの中に住みだした」と話し、それを「変態でしょ」と笑っていたが、それを受け入れる彼女も十分変わっている。遠野自身は、そんな男の行動を「だって出て行かない」「個室が欲しかったんだと思う」「入りたいって言うんだもん」と非難していたが、3年もの期間そうした状態を続けていたという事実はやはり理解できない。途中から嫌気がさして、名前も呼ばれるのもイヤだったと言っていたが、それでも住み続けさせていたという点が、ダメ男にはまる女たるゆえんなのかもしれない。

 また、手島も「高倉健になる」と豪語する勘違い男と4年半もの間、一緒に暮らしていたという。大林や遠野と同様、その期間生活費を援助し、お小遣いまで渡し、男はその金でキャバクラに行っていたというのを笑いながら話す手島も、男運がないというより、相当のダメ男好き。80万円の時計が欲しいって言うから買ってあげ、一度もつけているのを見たことがないというのだから、開いた口がふさがらない。スタジオから、「現金に換えたんだろ」という声が聞こえると、手島は「賢いですね~」と怒るよりむしろ感心する始末。「お前がバカすぎるんだよ」とツッコまれると、手島も笑うしかないようだった。

 そんな中、男運がない女芸人として登場したバービーは、元カレが「片付けられない男で極度のマザコン」だったと告白。しかし、番組サイドがその男性を直撃すると、実際は、片付けられないのはバービーのほうだったことが判明。しかも、男性の親からのプレゼントをバービーが「お金がないから」という理由でほとんど換金していたというから、元カレがダメ男というより、バービーがダメ女。そのことについて、バービーも「私、オカシくなっちゃったのかしら」などと言っていたから、男性の話が真実に近いのだろう。

 女芸人ゆえ、バービーのエピソードは番組のオチに使われたのだろうが、考えてみれば大林や遠野や手島の話も、女性目線の一方的なものには違いない。特に遠野は、「変態」「愛って怖いですよね」などと、男性の行動を嘲笑していたが、そうした人物と交際していたのに変わりはないし、選んだのは自分だ。非があるとは言わないが、遠野も、どこかでそうした男に魅力を感じていたに違いない。もしくは、そんな男を住まわせている自分に酔っていたともいえる。番組では、ダメ男に非難が集中していたが、世の中には“ダメ男にハマる女性”という需要があるのだろう。番組の中で遠野が「母性本能が異常強い」と言っていたが、ダメ男には母性本能を絶妙にくすぐるという特徴があるのかもしれない。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)

men'sオススメ記事

men's人気記事ランキング

men's特選アーカイブ