「壇蜜は生理的に嫌い」「イモトがライバル」デヴィ夫人の暴走が止まらない

※イメージ画像:デヴィ夫人オフィシャルブログ
「デヴィの独り言 独断と偏見」より

 テレビのバラエティ番組で腰をくねらせながらポールダンスを踊ったと思いきや、73歳にして“現役”であることを公言するなど、もはやその辺の芸人より、体を張って笑いを取りに行っているデヴィ夫人。今やバラエティに欠かせない存在になったといえるが、まだまだ本人とすれば物足りないようだ。

 23日深夜に放送された『今夜くらべてみました』(日本テレビ系)にゲストとして登場したデヴィ夫人は、自分のライバルにイモトアヤコ(27)を挙げていた。MCのフットボールアワー・後藤輝基(38)が、「ぜんぜんジャンルが違いますやん」とツッコんだが、デヴィ夫人とすれば、『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)でのイモトの活躍が羨ましいらしい。「あたくしならもっとできる」「あたくしがやるべき」と連発し、積極的にバラエティに取り組む姿勢をにじませていた。

 さらにデヴィ夫人は同番組の中で、「やりたいけどやれない事」として「芸人みたいな返し」と言い、「間一髪も入れずに言葉を返す芸人はすごい」と話す。デヴィ夫人でも、テレビの収録でうまく言葉がでないと反省し、何日も頭を悩ますことがあるというのだ。単に暇つぶしのようにテレビに出て、その個性的なキャラクターが、うまく受け入れられてバラエティに出ているだけと思いきや、ここまでバラエティにこだわりを持ち、やる気があるとは驚きの一言である。

「確かにそうした積極的な姿勢が、デヴィ夫人のタレント活動を支えていると言えるかもしれませんね。しかし、彼女の芸能生活が安泰かといえば、そんなことはないと思います。たとえば、先日起こった大津市でのいじめについてデヴィ夫人がブログで触れた際、無関係の女性の写真を載せてしまい、現在デヴィ夫人はその女性から訴えられています。こうした騒動というのは、良い悪いに関係なく、タレントイメージは損なわれますからね。裁判の行方がどうなるかはわかりませんが、たとえデヴィ夫人が正しくとも決してプラスにはなりません。展開次第では表舞台での活動が制限されるかもしれませんね」(業界関係者)

 歯に衣着せぬ物言いで人気のデヴィ夫人だが、いったん歯止めが利かなくなると誰の手にもおえなくなってしまう。そんなデヴィ夫人の暴走ぶりは、24日に発売された雑誌『週刊文春』(文藝春秋)でも炸裂している。刃を向けられたのはセクシータレントとして目下ブレイク中の壇蜜(32)だ。

 デヴィ夫人は「一目見て、生理的に嫌いな女性」と壇蜜の印象を語り、その理由を「彼女には、戦後存在した『赤線』のイメージを感じる」からだという。さらに、そんな壇蜜を「間違いなくエセ」と断言し、「顔も体も容姿も十人並み」「どこが美しいのですか」とデヴィ夫人は言い切る。しまいには、「彼女の乳首は多分アグリー」とまで言い、「(乳首の)色は黒く干しブドウみたい」と、散々な言いようだ。そんな壇蜜が世間から受け入れられていることについて、デヴィ夫人は、「周囲が“珍獣的扱い”をして重宝がっている」からと分析する。デヴィ夫人も十分“珍獣的扱い”を受けている気もするが、そこはあえてスルーすることにしよう。そうした自意識がないということもまたデヴィ夫人の魅力なのだから。

 大津のいじめ事件のようなデリケートな問題にも言葉を濁さず、絶賛ブレイク中の壇蜜に媚びることなく一刀両断するデヴィ夫人。過激な発言を繰り返す裏には、表舞台で活動しなくても、十分余生を謳歌できる能力があるからだろう。しかしそれでもテレビの収録が終われば毎回のように反省し、イモトの座を狙おうとしているバイタリティはさすがと言わざるを得ない。過激な発言をするデヴィ夫人と体を張ってバラエティに取り組もうとするデヴィ夫人。“二面性のあるデヴィ夫人”をどう扱うか、今テレビマンたちは、珍獣の扱いに困っていることだろう。
(文=峯尾/http://mineoneo.exblog.jp/
著書『松本人志は夏目漱石である!』(宝島社新書)

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