男の夢のひとつである、複数女性との同時プレイ。私生活でこのシチュエーションに出会うチャンスはほとんどない。AVでも複数プレイといえば、女性1人を男性2人(もしくは複数)が責める形が多く、その逆は相対的に少ない。
複数プレイの醍醐味は、複数の女性から同時に愛される快感、あるいは複数の女性に責められる征服感、そして彼女たちの喘ぎ声などの性反応をダイナミックに楽しむことができる視覚効果だろうか。そんな集団心理に基づく究極のエロスを楽しむことができる店が都内にあった。五反田の『スケベ痴女くらぶ DOGU-ドグ-』である。
3P? 4P? いやいや、このお店の場合、そんな生ぬるい数ではない。10人の女性とプレイができる11Pも可能だというのだ。まずは気になる料金だが、60分3Pの基本料金が26,000円で、女性が1人加わるごとに14,000円プラスとなる。よって、11Pの料金は13万8,000円だ。プレイ内容など詳細を、きみかさん(37歳)に聞いた。
(スケベ痴女くらぶ DOGU-ドグ-)
「痴女くらぶなので、基本的にMっ気の強いお客様が多いです。複数プレイも、まずはお客様を手錠で拘束し、女性たちが体じゅうを舐め回します。その後は、交代で顔面騎乗し、分担して上半身を責める女性と下半身を責める女性がいます。もちろん、その間、お客様は女性たちに触ることはできますし、舐めていただいて構いません。女性たちはとくに役割分担を事前に決めているわけではありませんが、誰かがリーダーシップをとることもありますし、そのときのノリで責めますね。先に5人が責めて、残り5人がギャラリーとして鑑賞しながら、言葉責めをするというパターンもあります」
M気質の男性であること以外、特に偏った傾向はなく、年齢的な特徴もないらしい。
「ただ、複数プレイだとある程度高額ですし、金銭的に余裕のある方ですね。とくに超複数プレイは、大口の得意先が決まって臨時ボーナスが出たとか、競馬で大儲けしたとか、臨時収入があった場合のようです。11Pのときは30代前半くらいの男性でしたが、競馬で万馬券を当てたと言っていました。3Pや4Pはしょっちゅうありますが、さすがにそれ以上となると珍しいですね」
同じ3Pでもいくつかバリエーションがあり、例えば「レズ鑑賞3P」は、女性2人がレズプレイしているところに客が乱入して、乱交プレイに移る。また、女王様タイプと真性痴女タイプが客を奪い合うというストーリープレイもある。
こうした超複数プレイへの需要は、少なからずAV業界の影響を受けていると考えられるが、映像の中でしか想像することのできなかった世界が味わえるのはうれしい限りだ。春の労使交渉によれば、アベノミクスによる景気回復で今年は賞与も期待できるらしいので、話題のタネにチャレンジしてみてはどうだろう。
(文=上条泡介)