人気ファッション雑誌『non-no』（集英社）のトップモデル岸本セシル（23）。昨年秋から今田耕司（46）がMCを務める『アナザースカイ』（日本テレビ系）のアシスタントとして抜擢され、テレビバラエティなどにも活躍の場を広げている。そんな岸本が、10日に放送された『おしゃれイズム』（日本テレビ系）に出演。番組にサプライズ登場した元ミス沖縄市という美人母に、「（セシルの男の趣味は）ダメですね」と暴露され、注目を集めている。
沖縄出身の岸本は、通っていた美容院でのカットモデルをきっかけにモデルへの道を歩み始めたという。MCを務める前にゲスト出演した『アナザースカイ』では、生まれ育った沖縄が好きすきぎて絶対に東京などに住むことはないと思っていたと語る彼女は、モデルとして上京後もなかなか東京の暮らしになじめず、モデルとしての仕事をしながらもほとんど誰とも会話をしなかった時期が2年も続いたという。
当時を振り返って「大人たちなんて嫌いだった」という岸本。それでも彼女は何とか周囲の励みもあって仕事を続け、ようやく東京の空もきれいなことに気づいた。今では、沖縄という故郷を誇りに東京での暮らしに満足しているという。天真爛漫で、弾ける笑顔が魅力的な岸本。そんな岸本にぞっこんなのが、自身の番組アシスタントに抜擢した今田だ。
「今田さんは気に入った女性を見つけるとすぐに自分の番組に呼ぶと有名です（笑）。最初は関西での番組にゲストで呼んで、それから東京での番組。そしてさらに気に入れば自分のアシスタントにしてしまうんです。羨ましいですよね。ただ、そうしたことができるというのも今田さんが若者の流行にもしっかりアンテナを張っているという証拠です。もちろん趣味ということもあるでしょうけど、自分で吉本のゴシップ王というくらいの芸能通ですからね。人気モデルとして活躍しだした岸本セシルのことも誰よりも早く見出していたはずです。最近では鈴木ちなみさんを推しているようですよ」（業界関係者）
考えようによっては職権乱用ということも言えそうな今田のゲスト選び。しかし、選ばれたほうからすれば断る理由などなく、とにかくありがたい話だ。岸本の場合も、『アナザースカイ』という番組のアシスタントに抜擢され、テレビバラエティへの足がかりを得たということに違いないし、人気や知名度も飛躍的に上がったことだろう。その今田のアシスタント選びがどこまでの権限を持っているかは定かではないが、候補を挙げるくらいは当然のようにやっているに違いない。
モデルをしていなかったら、もっと好きなものをいっぱい食べたいと語りながら、『アナザースカイ』で訪れたハワイではステーキをモグモグ食べ、ココナッツパンケーキを口いっぱいに頬張る姿を見せた岸本。モデルや女優などの中には、よく「食べても太らないんです」「何も気をつけてません」という輩も多いが、そうしたことを一切言わず、食べたいけど我慢しているとつぶやき、それでもやっぱり食べちゃうと笑う、飾らない姿勢が彼女の最大の魅力といえる。そんな彼女の笑顔に今田は惹かれたのだろう。母親に男の趣味が悪いと暴露された岸本だが、神経質で潔癖症で自他共に認める結婚できない男・今田耕治とは真逆の“おおらかさ”は、相性抜群なのかもしれない。
（文＝峯尾／http://mineoneo.exblog.jp/）
著書『松本人志は夏目漱石である！』（宝島社新書）