コミュニケーションから分かる「エッチのうまい女性」

※イメージ画像 photo by Michael Cerasoli from flickr

 お持ち帰りできそうな女性が美人だったら、それはこの上ない幸せだが、そううまく行くことは少ない。しかし、たとえ顔がイマイチでも、はちきれんばかりのオーピーピーエーアイ、分かりやすく言うとオッパイを持っていれば、「それがあれば十分ッス」となる。ならばこのケースはどうだろう。顔はイマイチ、体はまな板にレーズン状態の女性をお持ち帰りできそうだった場合。果たして男は、目の前のターゲットに何を期待する?

 それは間違いなく「エッチのうまさ」ではないだろうか。お願いだから、自分が思わず「あっ、ゴメン。イッちゃった」と謝罪するような上質なエッチを味合わせてほしい。そう考える男子は多いはずである。

 しかし厄介なのは、ビジュアルやスタイルは見れば分かるものの、エッチのうまさはいざベッドの上でファイトしてみないと分からないということ。だが、「世界のキタノ」風に言えば、エッチは全部ひっくるめてコミュニケーション。となると、決してベッドに行かずとも、普通のコミュニケーションを細かく観察していれば、エッチのうまい下手が分かると筆者トビタは考える。そこで今回は、「エッチのうまい女性」を、コミュニケーションから見抜く方法を紹介したい。

 そもそも「エッチがうまい」とはどういうことか。「名器の持ち主」「フェラがうまい」など、具体的な構造やテクニック部分を思い浮かべる人も多いだろう。だが、決してそこではないと、筆者トビタは思う。

 男女を逆にしてみれば分かりやすい。男はいつでも「息子のサイズ」や「自分の指テク」が相手に快感を与えているか、そればかりを気にする。しかし、いざ女性に聞いてみれば、大多数の人が「エッチの良し悪しを決めるのはそこではない」という。エッチに大切なのはムード作りや盛り上げ方、そして適切な攻めのペースらしい。

 男だって同じなはず。テクより何より、まずは相手の感じ方やあえぎ方。マグロじゃ嫌だし、かといってあまりに「やばいーやばいー、あー、イクイクイクイクイクイクイク-」なんて、熟練AV嬢バリに絶叫されたら逆に冷める。「お願いだから早くイってくれ」となる。ナチュラルに感じている風な姿を見せる女性こそ、男を一番感じさせるはずだ。

 こう考えてみると、エッチのうまさは空気の読み方やレスポンスの仕方ともいえる。だからこそ、「コミュニケーションからエッチのうまさを計る」ことが可能なのだ。

 たとえば今取り上げた「あえぎ方」に関して。これは、ある程度恥じらいを持ちつつ、しかし適度に快感を表現する加減が重要。ずばりそれは、トークの中で無茶ブリされた時の女性の反応に通じる。

 無茶ブリされて、何の恥じらいもなく「私の夢は、パイパンになること!」なんて答えるようじゃ、あえぎ方も品がないと想像できる。反対に、無茶ブリにまったく答えようとしない女性は、あえぎの演技もやろうとしない可能性が高い。

 もっとも良いのは、無茶ブリされて「え…」と少し困って、ボソッと答えるパターン。これは無茶ブリに対する恥じらいを感じつつ、しかし、周りの要求には答えようとする努力が見える。こういう子は、恥じらいながら「イクかも」とつぶやく子だろう。ああ、その言葉でコッチがイってしまいそうだ!

 もうひとつ、エッチのうまさに繋がるのが「男女の攻守交代の頻度とタイミング」だ。やはり基本的にエッチは男がリードするもの。だが、そればかりでは物足りなく、一通り攻めて挿入する手前で一度攻守交替し、女性に攻められたい。このタイミングの察知とスムーズな交替ができる女性だと、エッチは盛り上がりをみせる。そして男が攻めを受ける中で「もう我慢できない!」となるタイミングを察知し、ゴムを付けてあげる…なんて女性はかなりエッチレベルが高いはずだ。

 この能力を普段のコミュニケーションで見極めるにはどうするか。たとえば、自分が喋っている途中に、「だから何ていうか…」と、話が続きそうな雰囲気を匂わせながら、次の言葉を考える風で間を作ってみる。その時の女性のリアクションが重要だ。間を作った瞬間にすぐ女性が割って入るようではダメ。まだ男は何かを言う可能性がある。すなわちエッチの攻守交代においても、男がまだ攻めたいのに女性がおっぱじめてしまう。かといって、反対にいつまでも男の次の言葉を待っているようでは、これは完全受け身型の退屈なセックスになる可能性大。

 理想のタイミングは、間ができてワンツースリーフォーくらいだろうか。「これだけ間が空いたら、次に喋る言葉が思い浮かばなかったのだろう」と場にいる人が思い始めるタイミングで、すかさず「あ、でも私は~」と女性が入る。また、決して「(間を作った男に)何ていうか…何?」などとプレッシャーをかけない。このタイミングの取り方と配慮の仕方は、ベッドでのスムーズな攻守交代にも通じるはずだ。

 この他にも、自分がセックスで喜ぶ瞬間と日常のコミュニケーションにおける共通点を探せば、普段のトークや飲み会は一転して、あなたが面接官の「実技試験」となるのだ。
(文=トビタシンイチ/「トビタシンイチのエロ探検記」

トビタシンイチ(とびた・しんいち)
日夜エロネタを求めて風俗・合コン・ナンパに挑むエロ探検家であり、ライターとしてさまざまな失敗エピソードを紹介している。国内有数の早漏男子という顔も持つ。

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