昨年11月にフォトブック『N.Perfect body』(講談社)を出版し、41歳にしてTバックや手ブラ、後ろ姿のフルヌードなどセクシーショットを存分に見せつけた藤原紀香。肉体改造にカンボジアロケという気合いの入りようで「禁止されていたショットにもやっと承諾を得て挑戦できました」とコメントしていることから、自身も納得の作品に仕上がったようだ。
藤原は以前から美へのこだわりが半端ではないようで、肌とのどのために「湿度が60%以上ないとダメ!」と楽屋に10台の加湿器を置いたという逸話があるほど。昨年3月にはミュージカルで共演した諸星和己が「(楽屋に)150万円ぐらいの機械(トレーニングマシン)を入れてやってる」「(稽古場にも加湿器を)5、6台持ち込んでいるんですけど、邪魔なんです」と発言。これは冗談半分ながら、藤原のところかまわぬ徹底ぶりがわかるようなエピソードである。
そんな藤原に、霊感商法まがいのことをやっているという、あらぬウワサが持ち上がっているようだ。「BLACKザ・タブー」(ミリオン出版)によると、運気が上がるというブレスレットや天然石を使ったアクセサリー類をスタッフに販売していたという。また、事故や体調不良などの不運が続いていたカメラマンは、何十万円もする置物を薦められたようだ。これが本当なら、確かにそうとられても仕方のない行動のように思えるが……。
「藤原自身は自分がいいと思ったものよかれと思って周りにも薦めているだけなのかもしれませんけどね。ただ、藤原のオススメ商品を紹介する美容情報サイト『紀香バディ!コム』では、キャミソールや美容マスクなどに混じって『ヒマラヤ産水晶クラスター』なるものも扱っており、『クラスターを置くと、お部屋が気持ちいい空間になるんです♪』『すっごいパワーアップ』『いろんな邪気や人の気なども吸ってくれています。日々の浄化は大切ですよ~ん』などとコメントしていますから、これをリアルの場でやられたら、人によってはひいてしまうでしょう」(芸能ライター)
風水に傾倒していることでも知られる藤原は、塩にもこだわりを見せているようで、「湯船に入れている」「髪を洗うときには粗塩を擦りこんで“邪気”をはらったりもする」などと伝えられたこともあった。また、自宅の鬼門の方角に毎日、盛り塩もしているようだ。
「一時は『私って、どうしてこんなにスゴイのかしら』『この年齢にしては奇跡的に美しいんじゃない』といったニュアンスの言動が目立っていた藤原ですが、これは彼女が“言霊”効果を狙っているから。ポジティブな言葉が良い運気をもたらすと考えているようで、それは著書『ハッピー・スピリット 紀香魂』(幻冬舎)の中でも触れています」(同)
芸能人が何かを盲信したり、スピリチュアル志向を持つこと自体は珍しいものではない。ちょうど1年前に世間を騒がせていたのはオセロ・中島知子と自称占い師の洗脳問題であり、その後はEvery Little Thingのボーカル・持田香織が謎の気功師に心酔していると報じられた。不安定な芸能界に身を置いているといった事情もあり、ある程度は理解されやすい部分もあることは確かだが、それも行きすぎると周囲からは“扱いづらい”と距離を置かれてしまうことにもつながる。
先日、仕事で訪れたモザンビークの空港でロストバゲッジのトラブルに遭ったことを明かした藤原。その後、無事にトランクが見つかったと報告した際には「日頃の行いがよい証拠だね!」とコメントを残した。そのうち、こんな何気ない一言まで「スピリチュアル臭がする」とならなければいいが…。