SKE48大量離脱の裏で早くも動く「再デビュー」メンバー

※イメージ画像:『ラムネの飲み方』avex trax

 昨年末、NHK紅白歌合戦にも出場したアイドルグループ・SKE48のメンバー9人が一斉に卒業を発表し、ファンに動揺が走っている。名古屋にある専用劇場での通常公演の後、今春で卒業することを明かしたのは、三期生ながら選抜常連メンバーの小木曽汐莉、一期生の桑原みずき・平松可奈子・高田志織、同じく一期生で先立って11月に卒業の意志を示していた矢神久美、二期生の赤枝里々奈ら合わせて9名だ。それぞれ、「将来について考えた結果」「もっと視野を広げたい」「学業に専念」などと卒業理由についてコメントしている。

 AKB48を中心とする姉妹グループでは、昨夏にHKT48で5人が同時離脱、秋以降もNMB48で卒業者が相次いでいたが、9名同時に卒業発表というのは珍しく、ファンの受けた衝撃は計り知れない。特に人気が高かった小木曽や、劇場支配人のお気に入りだとウワサされたことのある高田の突然の卒業には大きな驚きがあるようだ。ただ、この「卒業発表」は、実は昨年のうちにすべて決定していたという。

「本当は昨年のうちに発表予定だったが、NMBから毎週のように脱落者が出る惨状を受けて、先延ばしにしていただけのこと。矢神だけはフライングで11月に卒業予告してしまいましたけどね。劇場支配人も、『急な話ではなく、昨年の夏ごろから話があった』『SKE第二章の始まりです』と明かしている。スキャンダルは関係ないようです。AKBやSKEは“夢を叶えるためのステップ”と謳うわりに、グループに在籍していると握手会や劇場公演などの仕事を優先させるため、“夢”につながる個人的な活動はやりづらい状況だった。桑原が自身のブログに『SKEにいる限りは演技の仕事のオーディションを受けられなかった』と記しているように、握手会などの人気取りの仕事がメインになってしまい、タレントとしてステップアップできないというジレンマがあったんです。ほとんどのメンバーは、多かれ少なかれ、先行きの見えない現状に焦りと不安を持っているはず」(業界関係者)

 では彼女たちは、アイドルグループを卒業後、いちタレントとしてあらためて活動をしていくということになるのだろうか。実際、今回のメンバーの中で、すでに卒業後の再デビューに向けて動いている者がいるという。

「矢神久美は、卒業から一年近く経った後、某大手芸能プロ幹部が新設する芸能事務所に所属するという話が出ています。そこにはAKBで選抜総選挙上位の人気メンバーも移籍予定となっており、他にも卒業組が何人かお世話になるかもしれませんね。また、昨年HKTを脱退して今春高校を卒業予定の菅本裕子も、大手事務所のOなど複数の事務所が接触している。料理を学ぶ東京の専門学校への進学が決まっていますが、上京と同時に時期を見て再デビュー予定だそうです。料理のできるロリ巨乳タレントということで、水着グラビアやバラエティ出演をこなしていきそうですね。彼女の場合は自分から積極的に新しい所属事務所を訪ね歩いたようですよ。ほんわかした外見とは違ってかなりガツガツした性格みたいなので、案外、AKBの先輩たちよりもタレントとして成功してしまうかも」(前同)

 確かに「その他大勢の一人」のまま飽きられてしまいかねないグループアイドルにずっと残るよりも、女優やタレントとして独自路線を歩んだ方が“夢”への近道になるだろう。しかしSKEは紅白でぐっと知名度を上げ注目度も上昇しており、HKTも3月にCDデビューが決定、本格的ブレイク間近と見られている。残る者と去る者、どちらが先に天下を取るか見物だ。

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