昨年もっともブレイクした女性といえばやはりグラビア出身の「美しすぎる32歳」壇蜜だろう。週刊誌のグラビアだけでなく、年末年始のテレビ番組にも実に20本以上出演、まさに出ずっぱり状態だった。ゴールデン番組でも自らを「エッチなお姉さん」と称して官能的な雰囲気を振りまく彼女。視聴者が期待するのもズバリその「エッチな」側面なのだが、6日放送の『サンデー・ジャポン』(TBS系)に出演した彼女は、「脱ぐことが当たり前と思われているのがつらい」と涙ながらに吐露して反響を呼んでいる。いわく、とある雑誌の撮影で、「外の普通に人が通っている所で『じゃあ、お願いします』ってなって…」と、屋外露出を強要されたことに傷ついたらしい。「自分がやってきたことが…なんか一気に…」と言葉に詰まり、目頭を押さえた。
しかし壇蜜といえば「男性たちのオナペットになりたい」などの過激発言と、限界露出のミニマム水着グラビアがブレイクのきっかけであり、映画でもEカップ乳と剃毛ヌードを披露済み。おまけにイベントで自らパンツを生脱ぎするサービスや、テレビで「今ノーパンなんですよ」とトークするなどとにかく「エロ」がウリ。それらすべてが自身の意志でなかったとしたら、それはそれでオジサマたちには“薄幸のエロ、萌え”となるのかもしれないが、スポーツ紙インタビューなどでたびたび「どんな注文もイヤと思わないことが一番の強み」「オナニーしてるような顔して、と注文されても素直に受けちゃいます」と小悪魔的な笑みを浮かべながら応えている。さらに新年早々、スポニチに寄せたメッセージで「(今年も)わたしのキャッチフレーズ“NGゼロ”も、もちろん健在」と約束。彼女の本音はどこにあるのか? ネット上では「何を今さら」「そういう売り方してたのに」「売れたから脱ぎたくないとかw」と批判的なコメントが多いが…。
「その雑誌撮影では『ハイじゃあ脱いで~』とぞんざいに扱われたことがイヤだっただけでは? 仕事相手に自分の裸に敬意を払ってほしいだけじゃないですかね。それはどんなグラドルでも、AV女優でも同じですよね。脱ぎ仕事を脱却して女優業にシフトしたいという本音も垣間見えますが、彼女はまだグラビア卒業するには時期尚早。あのエロキャラもテレビではそのうち飽きられますから、グラビアだけは辞めないほうがいいですね。実際、有名になったことで過去をほじくり返して整形や豊胸にケチをつける若い世代のアンチも増えてきていますし、オジ様ファン層だけはガッチリ掴んでおかないと」(芸能記者)
しかしオジ様に「観音様」と崇められる一方で、女性ファンの獲得にも意欲的だ。発売中の女性向けファッション誌『GLAMOROUS』(講談社)2月号で、「女をもドキドキさせるグラビア」という特集ページが組まれたり、女性週刊誌で壇蜜に色香を学ぶ企画があったりと、着実に“脱グラドル”路線は進行している様子である。
現在発売中の「アサヒ芸能」(徳間書店)で、泉谷しげるの人生相談コーナーに「幸薄そうな顔立ちのせいか、インタビューなどの相手に不幸な過去のトラウマがあったに違いないと思われがちで、そういう前提で話を進められてしまう。実際は全然そんなことないのに…」という相談を寄せている壇蜜。泉谷は、「相手も仕事だから聞いてるだけで、実際は他人の過去なんか興味ねえよ」とバッサリ回答し、「深夜番組がゴールデン進出した時の“残念さ”みてえのがあるからメジャーどころには出てほしくない」「バラエティに出て、おもしろい姉ちゃんになっちゃうと妖艶さもなくなる」と自らの期待を込めた辛口応援コメントを返している。壇蜜には芸能界の大先輩の箴言に耳を傾け、今年もグラビアというフィールドに根差した活動をしてほしいところである。