ピノイタロウの快感体験観察日記

【フィリピーナの魅力】快感は歴史とともに


 2回戦は、フェラチオから始まり、69へと移動する。

 お尻を抱えて、クリトリスへ舌を這わせる。

 むふふ…眺めも味も変わっていない。

 黒なまこも、昔のままの舌触りと、時々竿に立てる八重歯の感触を味わっている。

 Bは、先走り興奮液を舌で掬い取るようにして、亀頭にこすりつける。

 青筋の張った竿と玉袋を、柔らかい手が揉みしごく。

 快感・快感・快感体験!

 オレは、クリトリスを啜り上げながら、二本の指を押し出してくるように息づく肉壁を押し分けて、のめりこませた。

 透明のジュースが、指を伝わって滴り落ちる。

 指をひねるようにしながら、出し入れを繰り返す。

「うんっ!…はぁ~っ…」

 おまんこは緩んだ後に、きつく指を締め付けた。

 Bの唇も、黒なまこをきつく締め付ける。

 クンニで一度絶頂を極めたBは、黒なまこを握ったままオレに跨り、きつく締まったままのおまんこに埋めた。

 それからは、上へ下への大騒ぎとなる。

 座って廻って、後ろから前から。

 歴史探訪。その時、おまんこは動いた。

 思いもかけなかった歴史を振り返る快感体験は、今でも続いている。

 フィリピンは、多民族が独自の生活をしながら協力し合う島国であった。そこにマレー系民族が入り込み、自然崇拝教からイスラム教になった。その後、スペインが乗っ取りキリスト教を広め、イスラム教徒を差別した。

 その頃のマニラは、世界有数の貿易港であり、かなり潤っていたらしい。そして、アメリカがスペインから買取り、日本の侵略・華僑の流入となっていくわけである。

 マレー系までが本来のフィリピン人といえるであろうが、フィリピン人独自が作り出していった歴史はないようにも思う。アジアにありながら、アジアらしくないのはそこにある。

 だが、今という現実をフィリピン人は生きている。

 フィリピーナは、元気で一秒一秒を大切に生きている。

 混ぜ合わさった歴史と、混ぜ合わされた血の中で。

 存在していることを噛み締めながら、生きることを楽しもうとしている。行政が行き届かなく、経済も教育も公共も貧困で、何の保証がなくてもだ。

 いじめも鬱病も、自殺もない。

 おしゃべりをして、自分の存在を確認し、個を楽しむ。

 日本人のように、人混みの中で孤独を味わったり、閉じこもったりはしない。

 この培った歴史は、未来へと継承して欲しい。

 他の怠惰な歴史は、捨て去って欲しいけど。

 セックス的にも、いまを継続して欲しいな。

 スペインの情熱と、アメリカ的開放感。日本人の色気と、中国人の妖艶が混ざり、何ともいえない色・艶・エロがある。そして、おもてなしが。

 人さまざまではあるが、日本のさまざまよりも、はるかにたくさんのさまざまがここにはあり、さまざまな歴史を作っている。

 それを理解して遊びにくれば、五つ星以上の美味しさを味わえるだろう。そして、日本人を日本女性を見直すきっかけにもなる。

 オレも、かかわってきたピーナ達の歴史の上に、さらに美味しい快感体験を続けながら、人間観察をしていきたい。
(文=ことぶき太郎)

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