厚くて大きく弾力のある唇が、オレの唇に重なった。差し込まれたベロが熱い。ぬめり動くそれは、舌ではなくベロと表現するのが適している。
すでに裸になっているオレたちは、座ったまま身体を密着させている。大きな彼女のおっぱいが、オレの胸に押し付けられてつぶれている。その乳首だけが冷たく感じる。
彼女の手が、あぐらをかいたオレの股間で伸び上がってきた黒なまこを握った。
オレの手は、横座りした彼女の、三角形に手入れされた黒い芝を探る。
彼女の亀裂は深い。ぬめりっとした感触とともに、指が吸い込まれた。
オレの黒なまこは、涎を流しながら、彼女の指に弄ばれるのを楽しんでいる。
おまんこの両サイドの土手は、もともと毛が少ないのだろうか。産毛を撫でているような感覚が、手指に伝わる。
クリトリスは、小さい。
こりっとしたそれを、包皮のうえから指で転がす。
(ふんっ!…んっ~~…)
と、彼女は股間を締め、オレの手を挟んでのけぞった。
かなり敏感なクリだ。
オレは座ったままの姿勢で、クリを中心に五本の指で、彼女のおまんこを弄繰り回した。
オレの指は、オレの意識から離れ、感覚だけで動き這いずり回っている。
黒芝から土手を這い、ビラビラをつまみ、柔らかで圧迫感のある肉の壺へと指が入る。
(はふ~っ)
彼女は、眼を半開きにして天井を見ている。その首筋が、喉仏を見せながらエロチックに揺れる。
オレは、小さなクリトリスを指で激しく転がしながら、その首筋を舐めた。
その途端に…、
「オッ!…ヲオオオオッ! ンッム~……」
と、彼女は大きな声を出して、仰向けにベッドに倒れ、身体を硬直させてしまった。
オレの指は、溢れ出したラブジュースにまみれたおまんこの亀裂に飲み込まれている。
黒なまこは、彼女の指に握られ身動きが出来ないでいる。その根本が、ドクドクッっと脈打っている。
しばらく、オレの指の感触と頂点後の余韻を楽しんでいた彼女は、おもむろに起き上がり、白くて綺麗な歯並びをオレに見せ、黒なまこにキスをした。
「うっ…」
と、思わず呻いてしまった黒なまこの飼い主であるオレは、いったん引いた腰を突き出して、立ち膝の姿勢になった。
何もかも忘れたフェラチオが始まった。
そこにあるのは、彼女の唇とベロ、そして青筋立った黒なまこだけだ。
オレという人間の存在も忘れたかのように、ちゅぱちゅぱ・じゅばにゅるっと、音を立てて黒なまこを吸いたてている。
美味しい。
唾液で溢れた口内を行ったり来たりする黒なまこは、強い吸引力で締め付けられる。
フィリピーナのフェラチオは、美味しい。
特に、スペイン文化の混ざったスパニッシュフェラは格別だ。
黒なまこは、怒りまくって発射。
だが、スパフェラは止まらない。
濡れた厚めの唇が、黒なまこの根本まで咥え、長めのベロが…ベロが……
気持ち…いい!
オレの心臓は、バクバクとドラムをたたいている。貧血症状三歩手前で、黒なまこは彼女の唇とベロから解放され、痺れ快感に酔いしれた。
一服休憩の間も、彼女はぴたりと身体をくっつけてオレの愚息、黒なまこを弄んでいる。
オレは呼吸を整えながら、手を大きくて形のいいおっぱいを鷲摑みにし、そのまま黒芝へ這わせる。
身体をずらして、波打つ腹部から開脚させたおまんこへ、唇を這わせる。
「オッツ!…ヲォオオオオ!…」
再度、スパニッシュ文化的あえぎ声。
亀頭に痺れを残したまま、黒なまこは屹立し始めた。
湿ったおまんこへの突入は容易だった。濡れているというより、内部の肉壁全体が、熱く湿っているようだ。
程よい熱さの、新鮮でジューシーな細切れ牛肉の塊が絡みつくような感じ、と言えば想像がつくかな。
締まりはそれほどでもないが、むぎゅにゅぎゅっという挿入間が何ともいえない。まったりとした美味しさだ。
一回だけの付き合いだったが、美味しいスペイン系まったりおまんこと、ベロであった。
ハロハロの文化は、継承されている。
(文=ことぶき太郎)