ポニーキャニオン
りんごサイズの小顔に甘いマスク、186cmの長身で、芸能界屈指のイケメン俳優と名高い速水もこみち(28)。2005年に出演したドラマ『ごくせん』(日本テレビ系)でブレイクしたが、翌年7~9月クールで初主演した『レガッタ~君といた永遠~』(テレビ朝日系)が平均視聴率5.4%と低空飛行に終わり、放送中に番組スポンサーが次々と降板、ドラマ自体も話数を短縮して打ち切りというカタチになったことでケチがついた。その後もドラマ主演のオファーは途切れなかったが、低視聴率俳優の汚名は返上できずにいる。
そんなもこみちだが、なんと今、日テレでは「視聴率男」と呼ばれているという。というのも、これまで朝の情報番組の時間帯で他局に後れを取っていた同局だが、もこみちがレギュラー出演している朝の情報番組『ZIP!』の調子が良く、中でも『MOCO’Sキッチン』のコーナーは8%以上に跳ね上がる高い人気のために、そのすぐ後に始まる『スッキリ!』も好調、ついに今年上半期で同時間帯首位に躍り出たというのだ。
発売中の「週刊実話」(日本ジャーナル出版)では、この状況に大喜びしている日テレ・大久保好男社長が、もこみちを大変気に入り、来年には日テレで2本の連続ドラマ出演が内定したという。すっかり料理タレントとしてお馴染みになってしまったもこみちが、俳優として再浮上するきっかけになりそうである。
「そもそも俳優としてジリ貧というわけではないんですよ。NHK朝の連続テレビ小説『純と愛』で、ヒロインの兄役を好演中ですし、TBSの人気コンテンツ『浅見光彦シリーズ』の三代目浅見光彦に抜擢され、来年放送予定の32作目から主演する。視聴者の評価はイマイチかもしれませんし、大手芸能事務所所属なので実力不相応の“ゴリ押し”に見える面もあるかもしれませんが、業界内での評判はすごくいいんですよ。あれだけルックスがいいのに腰が低くて努力家で仕事への向き合い方が誠実。スタッフのことも労うし、横柄なところがない。もっと評価されていい俳優なんですよ」(芸能記者)
実際、『MOCO’Sキッチン』といえば、主婦だけでなくネット上でも大人気で、番組がスタートしてからもこみちの好感度はうなぎ上りだった。これから年齢を重ねて深みのある演技ができるようになれば、また世間の見方も良い方向に変わってくるだろう。2013年、もこみちの活躍が楽しみだ。